某中学校のPTCから講演のご依頼をいただきました。

 

最初PTAの間違いだろうと思いました。

 

すると、Pは親Tは先生Cは子供(生徒)の略と説明がありました。

 

つまり、PTAに子供(生徒)も加えた集団とのことでした。

 

従って、大人に対する講演ではなく子供(生徒)も対象にした講演とのことでした。

 

テーマは「人としてのマナー」です。

 

弊社の社名ヒューマン・ラーニングにある通り、「人として学ぶ」まず第一歩の「人としてのマナー」に関する内容です。

 

最も得意とする分野の講演依頼のため、原稿作成からどこに落としどころを構築するかワクワクしていました。

 

当然、親と先生と子供(生徒)の3つの立場の方々に納得してもらえる内容にする必要がありました。

 

たまたま、生徒のお母さまで役員を務めていた方と面識があり話が進みました。

 

もともと、この役員の方はビジネスマナーのベテラン講師で秘書検定の面接官を務めるその道のプロでした。

 

知り合ったきっかけは、秘書検定の検定員や秘書検定1級の合格者の集まりである秘書クラブと言う団体の講演を行ったことでした。

 

ビジネスマナーの専門家に対して、ビジネスマナーの土台である「人としてのマナー」について講演しました。

 

検定員やビジネスマナーの講師ばかりでしたが、ある意味「ギャフン」と言わせてしまいました。

 

その内容を、子供たちにも伝えたいというのが趣旨でした。

 

体育館の配列はやはり三層になっていました。

 

前列が生徒、真ん中が父兄、後列が先生方でした。

 

講演を開始して一番気になったのが、席に座っている座り方でした。

 

座り方を評価すると、

 

  生徒〇

 

  父兄△

 

  先生× でした。

 

ただし、特に指摘することなく話を進めていきました。

 

すると、父兄の座っている姿勢が△から〇に変化しました。

 

しかし、先生方は×のままでした。

 

先生方全員ではありませんが、腕組みをしている人、足を組んでいる人、居眠りをしている人が目立っていました。

 

その光景は先生である前に「人として失格です」と言いたいくらいでした。

 

講演の中で、「先生と生徒はどちらが偉いか」という問いかけをします。

 

偉いと思う方に手をあげてもらいました。

 

結果は予想通りでした。

 

特に、先生方は完全に「先生病」に陥っていました。

 

先生の方が偉いと思っていると、そんな気はなくても些細なところに傲慢不遜な態度や言動が出てしまいます。

 

講演の中盤に「椅子に座っている姿勢でその人の人間性が見えます」とひとこと言ってみました。

 

この瞬間、生徒や父兄は気づきませんでしたが、後列の先生方の姿勢が激変しました。

 

この講演会、一番受講すべきだったのは先生方でした。

 

賢明な校長先生は、講演後の校長室でのお話の中で本音を語っていました。

 

教科に関する指導は出来ても、人間教育は学校ではなかなか難しいことも理解出来ました。

 

  「人が学ぶ」

 

  「人を学ぶ」

 

  「人として学ぶ」

 

をモットーにした弊社の方向性は間違っていないことを確信した瞬間でもありました。