定年後の人生について触れているテレビや雑誌の特集がありました。
よく観てみると、そもそも偏った表現や考え方なんだと改めて感じました。
定年まで働いている人にはぴったりの表現なので文句のつけようはありません。
しかし、主婦や主夫をしている人にそもそも定年はありません。
公務員や制度の整っている企業にとめている人は、定年退職時に退職金が支給されます。
もちろん、勤務年数やその時の基本給などによって金額に違いはありますが、まとまったお金を手にします。
自衛隊の会計部門に勤務していた時、退職金の計算や支給を担当する業務を行っていたことがあります。
昭和60年の当時は、なんと旧軍歴をお持ちの方が多く在籍されていました。
退職金の計算時、細かな規定がありましたが旧軍歴の期間が加算されて計算される場合がありました。
しかも当時はほぼ100%の方が現金支給を希望されていました。
裏話ですが、奥様に内緒で老後のへそくりを確保すると豪語されていた方もいて白紙の明細書(公印は押していません)をお渡ししたこともありました。
このように、退職金を手にして、悠々自適の老後をエンジョイすることが当時の主流の様でした。
しかし、昨今は退職金も昔のように気前よくドカーンと支給されない場合もあります。
転職を繰り返していると、計算期間が短くて雀の涙になる人もいます。
そもそも個人事業主に退職金はない場合がほとんどです。
今は、60歳で晴れて定年を迎えても年金が支給されるのが65歳からです。
そのため、ほとんどの方が雇用延長を申し出たり、シルバー人材センターのお世話になっています。
数年前、近所の方が定年退職しました。
しばらく、家庭菜園や釣りを楽しんでいました。今は週に何日かパートに出ています。
学校・仕事・老後の3.0の人生ならば、定年後の人生であっています。
しかし、今は3.5や4.0の人生と言われています。
そんなに遠くない将来「定年後の人生」という言葉は死語になっているはずです。
人生100年時代、やはりどんな世代であっても先々を見越して物心両面の準備をしておくべきです。
