研修を長年担当していると、様々な場面に直面します。
その中でも今日は研修中の受講者の居眠りについて書いてみます。
先ず、研修を受講する人は大きく2つに分類されます。
受講料を誰が支払っているかです。
多いのは会社が全額負担している場合です。
もう一つは全額自己負担の場合です。
基本的に全額自己負担の研修では、受講者の方が居眠りをしていても周囲に迷惑でなければ注意しません。
あくまでも自己責任ですから。
しかし、研修費用が会社負担の場合は対応が変わります。
ほとんどの場合、仕事時間中に受講します。
一部、土日を使って残業扱いの場合はありますが、いずれにしてもお給料が発生します。
つまり、研修と言う名の仕事をしていることになります。
仕事中に居眠りをすることは、良いことか悪いことかはっきりしています。
過去には、過酷な労働環境の中で仕事をしていた人もいました。
午前7時まで夜勤をして、そのまま午前9時からの研修に参加していた人。
月曜日から土曜日まで勤務して、日曜日の研修に参加して翌日の月曜日から通常勤務の人。
このような場合は情状に応じて対応していました。
それ以外の場合は、注意指摘・指導の対象なのできっちり対応させていただきます。
新入社員研修中の居眠りで多いのが、前夜遅くまで起きていて寝不足の場合です。
2018年度の新入社員研修でもいました。
午前9時に研修を開始し、午前9時5分の段階でウトウトし始めていた猛者がいました。
前日の復習、社会人になったばかりの緊張感などを差し引いてもお給料が発生している勤務時間中に居眠りをすることは×です。
居眠りをしてしまう理由は様々ですが、人材育成の専門家として、少し研究してみたことがあります。
調べてみると理由はいろいろありました。
要因(原因)を掘り下げてみると、本当の原因と言われる真因にたどりつきます。
睡眠時無呼吸症候群などの病的なことは別問題です。
居眠りをしてしまう真因は、本人の意識の持ち方にあります。
ここでいう意識とは、仕事をする社会人としての「心」「心得」「心構え」「ハート」「マインド」です。
新入社員であろうが、課長であろうが、重役であろうが仕事をする人としての意識改革を図ることが人材育成の第一歩なんです。
ある歌に「仕事場は戦いの場半端ではない」という歌詞があります。
意識を持つこと。
意識を変えること。
無意識をやめること。
これらは人材育成の第一歩です。
学生時代の意識のまま、研修を学校の授業や講義と勘違いしている人もいます。
学生的発想から脱却して、社会人的発想への意識改革をきちんとしないとなりません。
最近は、パワハラ・モラハラと世間を騒がせていますがやはり鉄は熱いうちに打たなければなりません。
