時々、ご指名をいただいて研修企画案の合同コンペに参加することがあります。
業界の大手で有名な会社に結構このスタイルは多いです。
その会社と契約しているコンサルタントや研修会社以外に声をかけて、プレゼンを行い研修を担当する会社を決定する流れです。
コンペに参加する研修会社や独立している研修講師の質はかなり高く、ハイレベルの戦いが繰り広げられています。
先日、某メーカーから声がかかり、研修企画案の素案を提出しました。一次審査が書類審査でした。
難なくクリアしたのですが、プレゼンを行う二次審査の前にあるご要望が追加されました。
それが、「ライフの面は不要です」でした。
研修概要は女性の社員さんたちに対する研修で、管理職候補の方々を対象としていました。
未婚・既婚関係なく研修対象になっていました。メインのテーマは「キャリアプラン」でした。
「キャリア」を考える場合、「ライフ」は切っても切れない関係があります。
そこで、研修全体の1/4くらいの分量で「ライフ」に関する内容を盛り込んでいました。
国家資格のキャリアコンサルタントの有資格者としてはどうしても外せない研修項目なので、当然のように入れていたのですがNGとのご指示でした。
一応、何故不要なのか説明書きが送られてきましたがどう読み直しても意味不明・理解不能の内容でした。
考えれば考えるほど、その会社のある意図が見えてきました。
本気で女性の管理職候補に対して研修を行って、その中から適切な人を管理職に登用する意図が感じられませんでした。
どちらかと言うと、世の中の流れに沿って「我が社ではこのような研修を行っています」とアピールすることが目的になっている様に感じられました。
ストレートにご担当者に聞くことが出来ませんので、その意図を理解したうえで研修プログラムの組みなおしをしました。
今回は、対象者が全員女性と言うこともあり、研修講師を務めるのは私と同じキャリアコンサルタントの有資格者の女性講師です。
最終審査の結果は未だですが、担当予定講師との意見交換の場でも「受講者のためにはあまりよくない内容」と結論が出ました。
しかし、そこはプロなので受注した場合に奥の手を用意してあります。
ご依頼者側のご要望に応え、受講者の満足度と理解度を高めることは研修講師としての腕の見せ所です!
