研修会社を立ち上げる前から毎年新入社員研修を担当している会社があります。

 

新入社員の数が多い時で500人を超えていました。

 

毎年数回に分けて私が一人で研修を担当しています。

 

有難いことにその会社では、新入社員研修と言わずに「塚本研修」と社内では呼称されています。

 

 

と言っても私が担当するのは、ベーシックマナーと言う領域に関してのみです。

 

社内オリエンテーションやビジネスマナー、各種専門分野の研修は社内の講師が分担して担当しています。

 

従って、私は人の前を横切るときには挨拶や会釈をすること。

 

ご飯を食べたらオーラルケア(歯磨き)をすること。

 

このようなの当たり前のことを当たり前に行うなどの基本的な事を徹底して研修します。

 

 

食後のオーラルケア(歯磨き)は自分の健康のため、周囲の方への配慮(口臭)など理由があります。

 

その理由から事細かく説明していきます。

 

よく言う言葉に「人間力を磨く前に、歯を磨け!」と喝を入れたりします。

 

 

時々、意地悪な質問をします。

 

「食後に歯磨きの習慣のある人」と聞くと、たいていの場合「あります」と返答があります。

 

さらに、午後の研修開始時に「昼食後、歯を磨いた人」と聞きます。

 

毎回人数を確認するわけではありません。感覚的ですが磨いたという人は10%もいません。

 

「なぜ?」とっ突っ込んで聞きます。

 

「会社に歯磨きセットを持ってきていません」と返ってきます。

 

意図的に無表情のまま「それで?」と追い打ちをかけます。

 

 

毎年、こんなやり取りを行っています。

 

研修1日目の昼休みは洗面所が空いています。

 

しかし、2日目以降になると研修でこの話を聞いたものですから、みんな歯ブラシセットを会社に持ってきて食後のオーラルケアを始めます。

 

 

ここ数年は新入社員が250人前後なので洗面所から廊下まで並んでいる人が10人ほどです。

 

しかし、500人前以上採用していた頃は、階段まで数珠つなぎのように歯ブラシセットを持って待っている人の大行列でした。

 

仕事に安易な妥協はありません。

 

多少、並ぶ時間的ロスはありますが「まぁいいか」は許しません。

 

これも人間力を磨く第一歩と毎年新入社員さんには言い続けています。

 

さて、皆様の会社ではいかがでしょうか?