自衛隊勤務時代、ソロバン片手に帳簿と積算資料のにらめっこの毎日でした。

 

勤務していた職種が会計科のため3月の年度末になると通常の倍以上の忙しさでした。

 

そんな忙しい中にあっても、夜学に通っていた上司がいました。

 

昔でいう兵隊からの叩き上げで、会計隊長(会社風に言うと経理課長)まで出世した尊敬できる上司でした。

 

 

現在でもこの上司クラスだと54歳が定年です。

 

一般企業の定年の60歳まで6年あります。

 

この上司は先々を見越して、数年前から簿記論から始めて税理士の科目合格を目指していました。

 

当時を振り返ってみると、とても理にかなっていました。

 

54歳で定年を迎えて、老後何をするべきなのか目的意識が明確でした。

 

そして、ご自分の仕事の延長線上に目標を設定していました。

 

さらに、自衛隊式とでもいうべきなのか綿密に計算された五か年計画を作っていました。

 

当直や式典参加の日以外は夜間開講している専門学校に通い、土日は朝から夜まで専門学校漬けでした。

 

最初の頃はただの勉強好きとしか思いませんでした。

 

しかし、有言実行している姿を目の当たりにするととても感化されました。

 

昼休みも理論の暗記をブツブツしていました。

 

文字通りPDCAを実践していました。

 

今から30年も前の話ですが、取得した税理士の資格は一生物です。

 

定年後に会計事務所にしばらく勤務して独立開業したことを聞きました。

 

この上司の姿勢を誇らしく思った記憶があります。

 

その頃は人生100年時代なんて言っていませんでしたが、定年後も5年でも10年でも仕事をしていこうとするその意欲は学ぶべき点が大いにあります。

 

この上司のように、今やっている仕事の延長線上に目を向ける方法もあります。

 

また、現在の仕事とは全く異分野の勉強をして、定年後の第二・第三の人生を歩いて行くことも出来ます。

 

当時の上司の口癖は「出来るか、出来ないかではない。やるか、やらないかだ。

 

そして、やらないという選択肢はないのだ。

 

やるしかないのだ!」でした。

 

私もこの元上司を見習って、人生100年時代を楽しむために「やるしかないのだ!」の精神で微速前進しています。

 

皆様はいかがでしょうか?