一昨年の2016年4月に国家資格となったキャリアコンサルタントの資格を取得する目的で、日本キャリア開発協会(JCDA)が開催していた講座を受講していた時のことです。

 

当時はキャリア・ディベロップメント・アドバイザー(通称CDA)という民間資格を取得後に申請すると、キャリアコンサルタントの国家資格を取得できる流れでした。

 

毎週日曜日、丸一日かけて理論とカウンセリング技法の講義とロープレの連続でした。

 

私の様な研修講師は話をするのが商売の様なものなので、カウセリングのロープレでは相談者役の方の話をよく聴かずにしゃべってばかりいて、叱られてばかりいました。

 

ロープレではそれぞれが自分自身のことを真剣に相談します。

従って、カウンセラー役になるとプライベートに関する内容が様々聞こえてきました。

 

お金をいただくプロのカウンセラーになるためのトレーニングですから、ひっきりなしにメンバー交代がありました。

 

何回か繰り返していくと、実は「アレッ」と感じることが増えてきました。

 

カウンセラーやコンサルタントを目指している人なのに、夢や希望もないような人生をなかば諦めているような話が多く驚きました。

 

こちらは基本的に質問するだけなので、相談者役の方がいろいろ本音を語ってくれます。

 

守秘義務がありますので、講座の中でのこととはいえ漏らすことはご法度です。

 

そのため、皆さん安心して本音を語ってきました。

 

その時の私の率直な気持ちは「こんな人に相談したくないなぁ」でした。

 

しかし、学習を深めていくと私の考え方が間違っていたことに気づきました。

 

学者や先生の気持ちでは理論理屈の机上の空論になってしまいます。

 

人の痛みが分からない人もいます。

 

しかし、カウンセリングの場面は違います。

 

空理空論では短時間に信頼関係なんか構築できません。

 

自分の辛い苦しい経験があるからこそ、相談相手に寄り添うことが出来るんだと理解した頃に残念なことに講座終了でした。

 

何を言いたいかというと、多くの人が毎日の仕事や生活を行うことにアップアップになっている現状があります。

 

夢や希望を語るより、今日の生活をどうするかに必死になっている人が多くいます。

 

世の中や、会社の流れや、近所の人の流れ、ママ友の流れに身を任せるだけで精一杯、つまり「筏下り」の人生を送っている人が多い今日この頃です。

 

微力ではありますが、「筏下り」を止めて将来を見据えた目標を持つ「山登り」を一人でも多くの人が出来るようにしていくこと。

 

これがキャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントとしての使命と改めて感じました!