年明けから担当する某企業様の10年目社員研修の研修内容の再構築を行っていました。

 

ここ数年担当した受講者の方々の研修レポートを読み直しながら少しデータを確認してみました。

 

母数は1000人を少し超える数でした。

 

時間もかなりかかりましたが、記憶に残っている受講者の方もいたのでとても楽しい時間になりました。

 

レポートの中にあるアンケートの問いに「期日を設定した仕事上の目標はありますか」という項目があります。

 

私が設定した問いではあるのですが、少し意地悪な問いなんです。

 

「仕事上の目標はありますか」との問いだと、たいていの人が「ハイ」と答えます。

 

しかし、「期日を設定した」と付け加えると合計で14名しかいませんでした。

 

約1.4%です。

 

裏返すと98.6%の人が期日を設定した明確な目標を持っていないことになります。

 

あくまでも、私の手元のデータではありますが、とても興味深い結果でした。

 

研修の中では期日を設定した目標をもっている人のことを「山登りをしている人」と表現します。

 

逆に明確な目標を持っていない人のことを「筏下りをしている人」と表現します。

 

改めてデータを確認してみると、なんとその会社の10年目社員研修に参加する人の98.6%が「筏下りをしている人」ということになりました。

 

とても悩ましい結果に驚きました。

 

本来の意味とは若干違いますが、目標はあるが期日を明確にしていない人は多くいます。

 

そのような人には「期日が明確でないのは目標と言わず、夢といいます」と講義の中では解説する場合もあります。

 

夢はないよりあった方が当然いいです。

 

しかし、企業にとって中堅社員ともいえる10年選手が「筏下りをしている人」ではかわいそうです。