みなさまお疲れ様です。
昨日は東海大学生涯学習講座の勉強友との懇親会でした。コロナが始まってから、久しく集まる事が無かったので、いつも画面越しにしか、お会いできない皆さんとリアルでお会い出来て、嬉しかったです。
人生の先輩方ばかりで、みなさん素敵な方々です。
オンラインの授業中はどうしても一方向的になってしまうのですが、やはり対面の会話はなんか安心しますね。
そのお一人のkさんが、徒然草の時に関連して出てきた、ラ ロフシュコーの抜粋をされていたので、私も隣の席でしたので、お話しさせてもらいました。
持ち帰り自分の手持ちの📕を見たところ訳者が違っていて、微妙なニュアンスの違いがありました。訳者で、こんなにかわるのでしょうかね。また原文を入手して、確認しなくては!と思った次第です。
またまた色々な課題がでてきて忙しいです。
日々鍛錬いたします!
田辺貞之助 訳 | 吉川浩 訳 | |
人は女を愛するにつれてますます女を憎む心に近くなる | 女を愛すれば愛するほど、憎みたくなるものだ | |
極に達した腕前は、物事のねうちを知り抜くこと | 最高の手腕とは、物事の価値をよく知ることにある。 | |
腕前を隠す心得がある事こそ、大きな腕前である | 自分の腕前を隠せるのは、立派な手腕である。 | |
女は自分のなまめかしさを知り抜いていない | 女は自分の媚(こび)とはどんなものか、すべてを知っているわけではない | |
女の才智は、理性よりも寧ろ狂気を強める | たいていの女の賢(さか)しさは、理性よりも、狂気を強めるのに役立つ | |
物わかりのよい人は、自分と同じ考えの人 | われわれは、自分の意見に与(くみ)する人でないと、良識の人とは考えぬ | |
洞察の欠点は、目的を達せないのではなく通り越すこと | 洞察力の最大の弱点は目的に達せないことではない。行き過ぎてしまうことである。 | |
自分を不滅な存在と思って、どんなものでも欲しがる | われわれは、すべてを滅びゆくものとして恐れながら、自分だけは不死のもののように、何でも欲しがっている。 | |
本当の苦行は世に知られざるもの | 真の苦行とは、人目に触れないでするものだ。人に見てもらえるなら、虚栄が楽にしてくれる。 | |
女の移り気、男の薄情 | やろうと思って、恋を始めたり終えたりできるわけのものではないのだから、男が女の心変わりを嘆き、女が男の浮気を嘆いたりしたところで、どうなるものでもなかろう。 | |
たいていの女は、情熱よりも弱さのために靡(なび)く。だから強引な男が、さして見映えもしないのに、えてして他の者より成功するのだ。 | ||
自負心と分かつことのできない傲慢が、老人にとっては理性の代わりをする。 |