3月のユマニテ会では、日本の神話、古事記を勉強しました。原文で読みます。

今は古事記ブームで色々な漫画などもでていますが、やはり原文で読むとまたその良さが引き立ちますね。自分1人では難しいですが。


私は何回か勉強したことあったけど、また今回も発見がありました。


何故古事記が作られたか!

それは日本最大の内乱といわれる「壬申の乱」(672年)が、起こってしまい、出自をきちんとしておかなければと考えた天武天皇(大海人皇子)が、天皇は天照大神の子孫であるとわからせるために、編纂させたといわれているそうです。


絶世の美女、額田王を奪い合った兄弟の大戦争だったのかー



壬申の乱は社会の授業で習ったけど、日本最大の内乱だったのか!それも、兄弟が女を取り合ったなんて、改めて、勉強になりました。


それから、あれを暗唱した稗田阿礼はほんと天才!だと思う。

どんな記憶力の持ち主だったのでしょうか。

いろんな神様が生み出されていくんだけど、実に日本らしいやおよろずの神々がいらっしゃって


角杙神つのくいのかみー地中の根から地表にでた株の神

宇比地爾神うひじにのかみー土や砂土の神

身の回りの全てが神みたいで、素敵です。


話はそれるかもしれませんが、

先日YouTubeでアイヌの観光地の動画をみていたら

ガラス瓶も神カムイと考えると言ってました。

人間の手で水を掬っても、保っていられないけど、ガラス瓶に入れておけば水を保っていられるからだそうです。なんて素晴らしい。ものに溢れた時代に改めて考えたいですね。


細かいところで言えば、

神かみと命みこと

伊邪那岐神   伊邪那岐命

命令を受けて仕事をする時の呼び名はミコト→命


吾 自分のことを言う時

我 相手との対応で言う時

などなど

漢字の使い方も実に論理的になっていたのだなあと勉強になります。

実は今荘子のテキスト作りをしてるのですが、

なんで吾と我があるのか?と不思議に思うことがあったからです。流石中国の漢字文化、素晴らしいです!理にかなっていますね。


イザナギ(さあ!結婚しよう)の神だったなんて、ほんとすごい。考えた人天才ですね。


第一回のお見合い大作戦が、オノゴロ島と思われる、沼島で行われたこともまた、興味深いお話でした。


古事記2講座は6月に開催予定です!