みなさん秋ですね。満喫してますか?

ユマニテ会合宿まであと10日少しです。ゆにっちです。
色々合宿準備しております。

いつもは講義を聞くばかりで話す機会が少ないみなさんもこの時は
時間があるので色々な問題を検討できたりします。

今回は女子が、、少なくてピンチです。もちろん男性の方も歓迎です。
連絡待ってます。 humanite@live.jp まで

前回のユマニテ会よりちょっとご紹介しようと思います。
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みなさんは幽霊を見たことありますか、または見た人から直接話を聞いたことはありますか?私もね、直接は見たことないのですが、見たという人から話をきいたことがあります。
その人は大学の時の同僚で地理学の教授でした。あちこちジープで回ってフィールドワークをしていたのですが、あるとき夜中に四国の山中を走っていたそうです。そしたら青い服を着た女の子が立っていたそうです。それがライトに照らされて見えたので急ブレーキをかけた。少し行き過ぎて止まってドアを開けてもどってみると、そこには石碑が立っていて、いついつ女の子が亡くなったと書かれていたそうです。それであれは幽霊だったんだとその同僚は思ったそうです。その話の中で、私が不思議だなと思うところが一か所があるのだけれど、どこだかわかりますか?
 
私の疑問がナンセンスなのかもしれないけど、そんなことってあるかな~と思うようなことです。
 
あのね、私が思ったのは人間が死んで、そして魂云々という話は、俺はナンセンスだと思うんだけど、精神が残ったとする。あるいは心のエネルギーなるものが残ったとする。それが幽霊になったとしよう。ところがなんで青い服が幽霊になるのよ、棺桶に入れられて焼かれたらなくなっちゃうだろ?単なる物質がどうして精神的エネルギーとして残存して幽霊になるか。幽霊が服を着てるというのが不思議でしかたがない。自分で見たことがないから俺は幽霊を信じないけれど、死んでも精神的エネルギーが残って、それが幽霊として現れるというのなら、そんなこともあるかな~と思うけど、服が幽霊になって残るなんて!服には魂ないよね、それがどうして残るのよ、私はそれが非常にわからない。
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さて、今日は亀山さんの発表です。これは強制ではありません。したい人が何度してもかまいません。彼女はなんとギリシャ悲劇を扱うそうです。
簡単にギリシャ悲劇というけれど西洋の文学の源流みたいなものだ。きわめて難しい。私は若いころ読みましたが、つまらなかった。だけど年をとって読むと面白い。
ギリシャ悲劇はギリシャ哲学と同じようにまさにクラッシックです。紀元前5世紀の産物です。ギリシャ悲劇は悲しい劇とかきますが、悲しい劇ではありません。人間探究の劇です。

東洋哲学と西洋哲学の違い
東洋哲学・・人間いかに生きるべきかと考える。
西洋哲学・・人間とはこの宇宙において、いったいいかなる存在なのか、またそれがわからない限りはどう生きればよいかなどわかるはずがないと考える。東洋哲学への西洋哲学からの批判の一例をあげましょう。19世紀ドイツのヘーゲルは『哲学史序説』の中で「孔子は単なる実際的な世俗の知恵者にすぎない。彼には思弁哲学(形而上学や存在論)は影も形もない」といっている。
 
私も若いころ散々やりました。プロとしては、西洋哲学ですから。自分で論文書いていて何書いているのかわからないぐらい難しいです。若い時には難しいことやって得意がっているようなところがありました。
西洋哲学の人はこれだけで一生を終わってしまって、さて、どう生きるべきかという段階にまで行きつかないなんてこともある。だから私はみなさんにカントやヘーゲルはお話しようと思わないのです。ラッセルとかは別として。
ギリシャ悲劇、基本中の基本、クラッシック中のクラッシック。フランスの古典悲劇、ラシーヌやコルネイユなどもその元はギリシャ悲劇です。 
人間とは何であるかを考える際は大事な作品です。ちなみにドイツの科学的社会主義の理論を作ったカール・マルクスは毎年正月にギリシャ悲劇を全巻よんだといわれています。人間というものを考える際の原点なのです。
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亀山の発表より  松山千春の音楽で登場
【人はみな誰でも愛を信じて~♪ ささやかな人生を歩き続ける🎶】

みなさんこんばんは 
私が愛について興味をもったのは高校生の頃です。
初めて好きな人ができて、二人で愛を深めていると思ってました。その相手からある日突然
「時間をおこう」といわれたのです。

???え?なに 意味がわからない。
今考えれば、他に好きな人ができたから別れたかったのだと思います。
ストレートにそういってくれればよかったのに、男性経験もない、男性心理もわからない当時の私は

「時間をおいてどうなるの」
「時間が解決してくれるよ」←ますます意味がわからない。

その時思ったのが、相手が私を向いてくれないからといって、私の相手に対する気持ちはなくなるのか?
いやそんなことはない。もしそうなら私が思っていた「愛」というものはいったい何だったのだろうということでした。

ある人は「恋愛は相手があることだから」とか いわれてなんとなくわかるけど、やっぱりよくわからない。

以前ユマニテ会で愛についての討論をやりたいと先生にお話ししたら、「まずは言葉の定義からだね。。。」
といわれて一旦挫折したのですが、前回の合宿で神についての討論をやった時に
色々話していることの中から、自分の思う「愛」の定義を見つけていけるのではないかと思って
まずは考えてみることにしました。

それで、その題材として大それたことなのですが、「ギリシア悲劇」のことを思いだしたのです。
ユマニテ会で扱った作品は「メデイア」「ピッポリトス」」ですが、
今回は「アウリスのイーピゲネイア」「エレクトラ」他の作品を参考に
2500年前にさかのぼって考えてみたいと思います。
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次回に続く

10月は通常例会はありません
11月20日(木)
12月11日(木)忘年会です。