みなさん、ずいぶん秋らしくなってまいりましたが、いかがお過ごしですか?
ユマニテ会 ユニッチです。
第14回ユマニテ会のご案内からさせていただきます。
10月21日(金)19:00~20:30
NOF新宿南口R3C会議室セミナールームA
会費:3000円
今回のメニューは
①西洋哲学よりバートランドラッセルの哲学「人生についての断章」より
テキストにない部分をやりますので、コピーを用意します。
ラッセルの哲学は、ユマニテ会常連様にも大人気で、
文章は少々難しいいいまわしがあるのですが、わかりやすい解説で、
しかも中身はすごく深い考察、内容ですので、楽しんでいただけると思います。
②日本の神話「古事記」より
アマテラスオホミカミとスサノヲノミコトの時代へ
③その他哲学的小話
ユマニテ会では、世界各地の哲学・文学を学びながら、
自分の哲学を作っていくことを目的としています。
学びたい方なら、どんな方でも大歓迎です。
初めての方のために、前回のユマニテ会の内容を一部ご紹介いたします。
佐賀鍋島藩の哲学 葉隠聞書より
「どんな人間にも学ぶべき点がある」です。要約します。
一鼎(石田一鼎・・・鍋島藩の儒学者)の話に、字はきれいな字をお手本にしたら、それ成りの字がかけるようになる。勤め人も、いい奉公人を手本にすれば、よい奉公人になれますよ。でも今は手本になるような奉公人はあまりいない。
そういう時は、礼儀作法はAさん、勇気はBさん、言葉使いはCさん、品行がすぐれているはDさん、義理堅さはEさん、決断力はFさんから学ぼうという具合に、沢山の人の良き点をみつけて、それをあわせて学べばよい。
ところが良いところは見えにくい。弟子は師匠の悪い点、悪い癖を学ぶことが多い。
礼儀正しいけれど、義理堅くない人がいたとしよう。
そういう時に人はどうしても、その人の「義理堅くない」という点ばかりをみてしまう。
他人のよい点をみつけることができれば、誰でもよい手本と出会うことができますよ。
私たちは努力しなければ、人のよい点をみつけられない。
人材育成の神様 松下幸之助も、部下の良い点を見付ける才能があったといわれていますよね。
こういう内容です。江戸時代からいわれているのだから、あたりまえのことなのでしょうけど、
あらためて学んでみると本当に今でも役に立つ哲学の一つだと思います。
それから前回のユマニテ会で先生がおっしゃた「科学は解釈である」についての
続編。
私(先生)がこういう命題をだしたら、皆さんは
私に、いちゃもんをつけなければいけない。
科学といっても沢山の種類がある。人文科学、自然科学、
自然科学のように、だれがやろうと同じ結果がでるものはそれにあてはまらない。
主観性がすくないものと主観が入るものとでは違う。
生物学などは主観が入りやすい。男が研究するか、女が研究するかでかなり違ってくる。
「解釈である」というのは主観が入る、ある種の科学についてのみいえるもの。
私たちはすぐ、報道やテレビや書物の文字をうのみにしてしまって、へえ~そうなんだ、、、と
思いがちなのですが、はたしてそうなのか、、という意識を常にもって物事を考える必要があると
あらためて反省しました。(できるとはまだほど遠いのですが)
こんな感じのユマニテ会です。
興味のある方ぜひ一度おいで下さいね。
お申込みお問い合わせは humanite@live.jp まで