みなさん、またまたのご無沙汰です。ゆにっちです。
沖縄は早い梅雨入りらしいですね。台風もちらほら発生して、
雨の季節になってきましたね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私は先週末からお腹をこわしてしまい、病院のはしごをしたにもかかわらず、
原因はわからず、でもなんとなく現在快方に向かってます。
単なる食べ過ぎ?だったのでしょうか。
今回、人間の身体はたった1ヶ所ダメージをうけただけで、
全体にかなり影響を及ぼしてしまうということを学びました。
またすべての結果は我にあり という言葉を思い出して、またまた反省です。
さて先週金曜日に第9回ユマニテ会が終わりました。
今回も沢山の方にご参加いただきまして、ありがとうございました。
今回はなんと、荘子からのスタートでした。
時間の都合上、葉隠は省略で、荘子とラッセルの二本立てとなりました。
荘子は現在逍遙遊第一より始めからやっています。
ユマニテ会では、今回荘子を抜粋ではなくて、全体を通してやっていく予定です。
なかなか聞けないお話もあるかも??
では今回の講義内容から少しお話しますね。
今回は西洋の哲学 バートランドラッセルの「人生における断章」より
「動物が口をきけたなら」について学びました。
このなかでラッセルは
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知性のある登山家が山は人間が登るためにつくられたんだといった。
アルプスカモシカがきいたら、笑うだろう。
神学者(最高の知性人)がウサギのしっぽが白いのは
人間が鉄砲で撃つ上で便利だから
ウサギが口をきけたならなんというだろう。
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というようにいっている。(当時は真剣にそう思っている人がいたということ)
人は自分の大きさが標準と思っている。
西洋人は、ぱっぱっと立場を変えることができない。
その考え方の奥底は何に起因しているのだろうか。
ラッセルは常に立場を変えて考えることができる
私たちもついつい自分からの視点だけを考え
立場を変えて考えることを忘れてはいないだろうか。
そんなことを考えました。
またラッセルは
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人間の利益が、動物自身の利益よりも格段に重要だと
みなすに足る客観的理由は何一つない。
動物が我々を滅ぼしうるよりも一段と容易に、
我々は彼らを滅ぼしうる。
これが我々の優位性の唯一の実質的根拠である。
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道徳を決めるのは所詮力の強い者
良いか悪いかを決めるのは力の強い者
道徳は本当に大事。
しかし過去につくられた道徳の中には、
権力者たちの為の作られた道徳もあった。
それは西洋だけにかぎらないことでしょうね
この世に存在するものは、すべて何らかの形をもって
存在しなければならない。
もしかしたら自分も人間以外のものとして存在していたかもしれない。
それが、人間であれ、昆虫であれ、植物であれ
尊いのは今の自分をしっかりうけとめて、精一杯生きること
ラッセルのポータルサイトにて
内容も読めますので興味のある方は
読んでみて下さいね。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/ANIMALS.HTM
次回は技巧礼賛です。
ユマニテ会ではこんなことを学んでいます。
人生の台風にも揺らがない自分作りのために
きっとお役に立つと思いますよ。
興味のある方はお気軽にご参加下さい。
次回のユマニテ会は
日時:6月17日金曜日19:00~20:30
場所:NOF新宿南口R3C会議室4F セミナールームAにて
会費:3000円
四竈先生の論語の解説は
安岡活学塾イブニングにて受講できます。
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