皆様この度の東北関東大震災に際しまして、

被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。

また現場にて日々命がけで

ご尽力いただいております皆様に心より感謝いたします。


ユマニテ会、ゆにっちです。

大変ご無沙汰してしまいました。

あの悪夢のような日から、3週間が経とうとしております。

皆さまはどのようにすごされて

いらっしゃいましたでしょうか。


その間、いつもはあまりテレビを見ない私も、

テレビ、ネットなどで常に被災地の様子や、

津波の映像、被災地の人々の様子、

原発の事故のニュースなどを食い入るように見つめ、

色々な事を学んだり、感じたりしました。


最後の最後まで、防災無線で、住民に避難を訴えて

亡くなった人などの苦しい光景の中にも、

波で親を亡くした子供の卒業式の答辞に励まされたり、

おばあちゃんたちの肩叩きをする被災した小学生達の笑顔に

元気をもらったり、避難所での合唱に感動したり


また、何事においても自分がどっぷり浸かってしまって

みえなくなっていたものが、見えてきたような気がします。


贅沢に使っていた電気、水、ガソリン、食糧なども、

どうしてこんな事がないと節約できないのか、

反省します。


文明は進化しているのに、人間の中身は果たして

良い進化をしているのでしょうか。


ユマニテ会ではいつも、どれだけ一生懸命考えても、

私利私欲や自分本位ではなく「良く考えなくてはいけない」

という事を学んでいます。


それなのに自分はまだまだ、ちっとも身についていないと

改めて感じました。



またこれから気を引き締めて
学んでいかなければならないと思っています。



前回のユマニテ会は中止としましたが、4月からまた再開します。


4月のユマニテ会は

415日(金)19:0020:30 

いつもと同じ

NOF新宿南口R3C会議室4F にて行います。

https://r3c.jp/roomreserve/map


折からの大震災に鑑み、今回は先生のご発案で、


通常のプログラムの一部を変更し、特別プログラムで行います。


1. ラッセルは、今回はお休みとし、それに替えて、

「徒然草」、第41段、第93段を講義します。

コピー教材を配布します。


2. 「葉隠聞書」は、「自分の定見をもたないこと」です。


3.「荘子」は、前回の説明不足部分を補った後、

   次の一節を解説します。コピー教材を配布します。


4.「孟子」は、今回はお休みです。 

 「孟子」と「荘子」は、時間の都合上どちらか一方を扱います。



(注)上記「徒然草」について


今回取り上げる吉田兼好の「徒然草」は、


日本における哲学的エッセイの金字塔です。


時は、鎌倉時代から室町時代へと移りゆく、

天皇家が二つに分かれて相い争う南北朝争乱の時代でした。

不安におののく人々に、人間とはいかなる存在であるかを、


知性と優しさにあふれる言葉で語りかける筆者に


深い共感を抱く方々も多いのではないかと考えます。


一日も早く被災地の皆様にも

笑顔や元気がもどりますように祈ります。


ユマニテ会のお問い合わせは humante@live.jp  まで