こんにちは、杉山です。
皆さんは、愛犬の大好きなものは何か、知っていますか?
「とにかくママが大好き」「ボールがあると周りが見えなくなる」「【ごはん】の三文字を聞くとどこに居ても飛んでくる」等、その子によってさまざまだと思います。
大好きなものが何かを分かっていると、コミュニケーションが非常にとり易いですし、お互いがハッピーですよね。
私たちヒューマニン財団が愛護(指導)センターより引き出して来るのは、元野犬で人と暮らしたことがなかったり、飼育放棄等のネガティブなバックグラウンドがある犬が殆どです。
そんな子たちとゼロから、もしくはマイナスから関係性を築いていくために、その子の好きな物を知ることはとても重要です。
ここ九十九里では、お世話をするスタッフの職種や経験、スキルも異なるため、引出しの際にはいくつか考慮するポイントがありますが、誰の手からでもオヤツを喜んで食べてくれる子は、間違いなく『扱い易い』です。
それでも責任を持って、敢えて困難と思われる子を引き出すこともあります。
理由は色々ありますが、公益財団法人としての存在意義、自分の勉強・スキルアップ、他のスタッフにも経験を積んでもらいたい、何より愛護(指導)センターでも『扱いにくい』子は引き出しが後回しになってしまう、等々・・・。
少し仰々しいことを書きましたが、実は見た目が最高にイケメンなのも、タカラを引き出した理由のひとつです!!!
1月末に引き出した当初は、オヤツを手から食べるなんてとんでもない、人が近づくと逃げ回る、ドッグフードも人が居なくならないと食べない(居なくても残す)、という状態でした。
こんな時に頼りになるのは先輩犬の存在なのですが、タカラは犬との関係作りも苦手なタイプでした。
しかも引出し後からこの春までの間は、狂犬病予防接種や混合ワクチン、マイクロチップ挿入等、どうしたって我慢をしてもらわなければならないことが目白押し・・・。
「抱っこなんてしたら噛むからね!」と言わんばかりのタカラに対し、試行錯誤の日々。
食べ物✕、人✕、犬✕のタカラと、どうやって関係を築いていこうかと、少ない引き出しと悪戦苦闘の4カ月でした。
でもだからこそ、ほんの少しの変化が嬉しいのです。
最近は、毎回ではありませんが尻尾を振って迎えてくれる日があったり、自分から先輩犬に寄っていったり(人にはまだ寄ってきませんが(笑))、うっかり間違えて(?)手からオヤツを食べてくれたりしています。
今日は夕食時に要求吠えもしました!
吠えたらダメでしょうか?
私は自分を出してくれるようになったタカラを見て、嬉しくなってしまいました。
まだタカラの大好きな『宝物』は見つけられていませんが、少しずつ前進している姿を見守ってくださいね。



