手紙~8~ | 公益財団法人 ヒューマニン財団活動BLOG

公益財団法人 ヒューマニン財団活動BLOG

私たちヒューマニン財団は、犬猫のクオリティー・オブ・ライフ(QOL)を向上させるとともに、個人や社会に役立つペット(犬猫)を育成し、動物介在活動を推進することにより広く社会に貢献します。

大好きなモコへ

 

卒業の正式発表からすぐですが、

早速お手紙を書きますね。

 

モコりん

・・・いや・・・なんと、モコ改め、

「シーザー」君になったとは、私もこのブログで初めて知りました。

なんだか立派すぎるくらいのかっこいい名前で、

知った瞬間「おお~っっっ!」と声をあげてしまったよ。

モコはもう、「シーザー!」って呼ばれて

ちゃんと反応できてるのかな・・・??

(ここではまだ「モコ(りん)」と呼ばせてね)

 

去年の12月12日

子犬の君が九十九里にやってきました。

手がおっきくて、耳がたれた、可愛い男の子。

どこまで大きくなるんだろう?耳はやっぱり立つのかな?

・・・と成長ともに変化していくであろう未来の君を

想像するのは楽しかったよ。

 

●入所4日目のモコ

 

クリスマスには、

センターを訪問してくれた川口春奈さんに気に入られ、

「モコ やばい♡♡」を連発させるほど、

今をときめく大女優さんをメロメロにさせていたよね。

 

年が明けた1月20日には乳歯が抜けて、

もりもり良く食べ、良く寝、良く走り、

どんどん大きくなっていったっけ。

 

●担当の吉澤トレーナーのデスクに置かれたお知らせメモ

 

それから半年。

君はあっと言う間に行ってしまったね・・・。

 

今、私が真っ先に思い出すのは、

中庭で、じっと空中を見つめて動かないモコの後姿。

 

モコが卒業を控えた今年の春から初夏にかけて、

センターの庭にはたくさんの蝶が、ひらひら舞っていたのだけど、

外に出ると君は、それを目指して猛ダッシュ&ロックオン。

そうなったらしばらくは戻ってこない君を、

「モコりん、ま~だ~??」と何度呼んだことか・・・。

 

最後の散歩はもちろん!海だった。

だって、ここ九十九里とは真逆の

海なし県へと旅立つんだもの・・・

しっかりと目に焼き付けてほしくて、

私としては思い入れいっぱいで連れていったけど、

モコは海はあんまり・・・なんだったよね。

今イチ盛り上がらず、ラスト散歩を終えたのも、

今となっては良き思い出だよ(笑)

 

モコ・・・

 

本当に素晴らしい環境の地へ、選ばれたね!!

温かいセカンド―ナーさんの元で、

可愛らしい「モコ」から、たくましい「シーザー」へと

どんどん成長していってください。

私はなんにも心配していません。

いつまでも元気で!

モコりん、バイバイ・・・またね♡

 

 

♪のんびりと陽気に力強く

重たい靴など脱いで

自由なけものみたいに走ろうぜ♪

 

        2024年8月18日 長谷川より