福島原発事故★自主避難者として生きる -3ページ目

福島原発事故★自主避難者として生きる

福島原発事故の原因や汚染の現状、放射能や放射線の健康被害や影響。避難は必要か?など福島原発事故を判断する材料になる資料を集めました。

もうすぐ福島第一原発事故から1年半がやってきます。

今も放射能は安全、安全じゃないで議論があるようですが、それは各自で決めるとして。

原発事故当初、福島県の人々を避難させないために、被爆させるために全力を尽くしていたNHKや民放テレビ局、今は海外などでご静養されている御用学者のみなさんたちの雄姿がまとめて見れる映像がありましたので。ご紹介します。

なぜ今さらそんなものを見る必要があるのか?今さら、もう遅いじゃないのか…と憤慨される方も多いと思いますが、原発事故当初をを振り返ることによって今、信用できる人と、信用できない人が見えてきます。

私個人は、福島第一原発事故はまだ終わっていないと考えています。再び大きな地震が起きれば、緊迫した事態が起きる可能性があるという意味でです。

万が一の時に、誰が信用できるか?信用できないか?という判断は、災害時、自分の命に関わる情報です。人を見る目を養うという意味でこの動画は後世に伝えたいな。

リアルプレーヤーで動画をダウンロードすれば、いつでも大画面で見れます。








ドイツのキール海洋GEOMAR研究ヘルムホルツセンター が、福島第一原発事故から16ヶ月後…つまり今日(2012年7月11日)現在の太平洋上での放射能汚染の拡散予測を発表しました。


福島県からの★自主避難者として生きる-太平洋放射能汚染地図


海洋地図を見ていただいてわかる通り、魚好きの日本人にはかなりショッキングな内容です。


じゃあ、川や沼の淡水魚は安全かといえば違っていて、東日本では日本の基準値越えのアユやイワナがたびたび見つかっています。


太平洋汚染地図と合わせて「放射能汚染の北米沿岸への到達は事故から約3年後(2014年3月)」という見解も発表されました。


放射能汚染と無縁の魚は、大西洋産やインド洋産。そうなる日も近いのかもしれません。


ある意味、日本人が事故を起こしたのですから日本は外国から見れば自業自得なのかもしれませんが、太平洋の諸国からすると完全なとばっちりであり、水面下で日本に対する莫大な損害賠償請求の準備をしているという一部報道もありますが、、しかたないですね。

2012年7月4日、中部大学の武田邦彦教授が日本の水産庁が2012年6月に発表した太平洋沿岸の魚類の放射能汚染を一覧表 にして発表しました。


非常にすばらしいまとめなので、当ブログではさらに見やすくするため捕獲された都道府県別に加工してみました。


小数点以下は、切り捨て。は、日本の基準値1kgあたり40ベクレルを超えたものです。同一都道府県で同一魚種の調査結果が複数あるときは、より数値の高いほうを記載しています。


  北海道 青森 岩手 宮城 福島 茨城 千葉
ヒラメ       56 190 31 10
マダラ 26 60   36 100    
コモンカスベ         770 37  
ババガレイ         590 18  
ヒガンフグ       19 98    
スケトウダラ     13   85    
スズキ       83   23  
マトウダイ     17     19  
シロメバル         1700    
アイナメ         600    
サブロウ         290    
クロダイ         210    
イシガレイ         180    
マアナゴ         160    
ニベ         140    
エゾイソアイナメ         120    
ウミタナゴ         97    
ショウサイフグ         70    
ケムシカジカ         69    
ムシガレイ         56    
アカガレイ         49    
アカエイ           44  
チダイ           17  
シログチ(イシモチ)           11  
マダイ           10  
ブリ(ワラサ)           7  
マアジ             7
ゴマサバ     13        


最近、福島県に住む人達と連絡をとっていて気になっていることが1つあります。


地震への備えを忘れていませんか。


あれだけガソリンがなくて食料がなくて水がなくて預金が引き出せなくて辛酸をなめたはずなのに、水も食料の備蓄も、携帯ラジオもない。東日本大震災は、過去のものとして扱われ、亡くなった人々は貴い犠牲と美談になってしまっている。


東日本大震災から学んだことがあったはずです、思い出して下さい。と、書いても東日本大震災に遭っていない人達には、全然わからない話だと思いますので、たった今、東日本大震災クラスの地震が自宅周辺で起きた場合に、重要なことを7項目にまとめてみました。


※たった今、大地震があった。あなたも家族もケガはしていないという想定でチェックしてみて下さい。


駐車場に停めてある車のガソリンメーターが、半分以上ある

・東日本大震災では、ガソリンがあるかないかで明暗がはっきりと分かれました。多くの人がガソリンさえあれば、地震の被害のない地域まで避難することが可能だったからです(※海沿いは車が渋滞して使えなかった所もある)。自宅にガソリンを備蓄している人もいましたが、そこまでしなくても(かえって自宅火災の時怖いし)、ガソリンメーターが半分になったら給油する習慣を身につければ大丈夫です。


カーナビがついている

・東日本大震災は、道路をいたるところで寸断しました。自分が普段使っている道路が使えない場合、抜け道を探すのにカーナビは使えます。それに行ったことがない地域に避難した際にも、非常に役立ちました。


飲み水は家族が1週間困らないだけの備蓄が自宅にある

・お風呂の残り湯がある…とかではダメです。その水をすぐに車などに積んで移動できることも重要です。今回の原発事故のように避難しなくてはならなくなったときにすぐ移動できることが重要です。私の場合、通販で買ったペットボトルのボルビック を3箱自宅に置いてあります。


食料は家族が1週間困らないだけの備蓄が自宅にある

・その食料、過熱しなくても食べれますか?東日本大震災では、ガス管が寸断された地域もありました。お湯をわかせずカップラーメンが食べれないこともあります。その食料を1週間食べたとして、栄養失調になりませんか?私の場合その反省から、オーガニックのミューズリーフレーク とニンジンジュース、果物ジュース を備蓄しています。


携帯用ラジオはある

・テレビは電気が寸断されれば見れません。携帯電話も基地局がやられれば使えません。事実、私の自宅は固定電話も携帯電話も不通になり、救急車さえ呼べませんでした。乾電池で動く携帯ラジオは災害時の情報収集に有効です。


懐中電灯はある

・地震が夜でかつ停電になった場合に必要です。携帯電話のライト機能は、電池切れで連絡手段を失う可能性があるので、実際の災害現場では短時間しか使えないです。


現金が1万円以上ある

・電気が止まると銀行のATMもコンビニのレジも止まり、カードのたぐいは使えなくなります。通帳にいくら預金があってもお金を降ろせなくては意味がありません。


クレジットカードがある

・電気が止まっていない場合でクレジットカード決済が可能な場合、私はクレジットカードを使いました。支払いを1ヶ月以上先に延ばすことができるからです。手元の現金は、現金しか使えないときに使用しました。


ホッカイロがある

・災害が冬に起きた場合で、身近に電気も車も石油もない場合、ホッカイロがあれば身体を暖めれます。

関東で近いうちに地震が起こるという内容の書き込みがツイッターやブログで増え始めました。


情報が錯そうしていますので、まず整理します。


ことの発端は「日刊ゲンダイ」の2012年6月26日に「東京7日以内に震度6~7」という北陸地震雲予知研究観測所の上出孝之所長の予測を大きく掲載したことに起因します。


北陸地震雲予知研究観測所の上出孝之所長とは、地震雲の研究者です。


地震予知の結果については2010年は35回中30回、2011年は54回中46回的中…と出回っていますが、注意が必要です。


上出孝之所長を有名にしたのは、2011年3月9日11時45分に三陸沖で発生したM7.3の地震(宮城県で震度5弱)を当てたことですが、時期と震度は当たりましたが、揺れる場所は宮城県でなく北海道と予測していました


つまり場所の予知というか、予測は苦手と思われます。それでタイトルが「東日本在住者は、地震への警戒を!」とさせていただきました。


ただ、今回記事をなぜ書いたかといえば、地震予測やら予知やらをいろんな人がインターネットでやって公開していますが、私が参考にピックアップしている人々のなかで関東での地震を予測する人がここ数日で増えたためです。


「日刊ゲンダイの記事を読んで、パクって地震を予知してるんでしょ」


と、お考えの方もいると思いますが、そういう人は定期的に観察して除外してきました。


ピックアップしているのは、学者や民間研究者や体感で地震予知をする人達で、通常各自バラバラの予知が流れていますが、今回は情報が一致する傾向があったため記事にしました。


私の得ている地震の警戒情報をまとめると、以下になります。


【警戒範囲】東日本一帯


【期間】2012年6月下旬~7月いっぱい

「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表、中手聖一さんが2012年5月14日に発表されたレポート「福島県の子ども」の病死者数について が注目されています。詳細は、リンクをクリックしていただけると読めます。


以下は、レポートなかで個人的に注目した部分の抜粋①②と、私見です。


【レポートを読む前に】


レポートのなかで中手聖一さん自身も書かれていますが、子どもの病死はもともと少ないのでグラフの縦軸(各、左上)の人数を見ても、多くて30人くらいです。ですから、福島県に今お子様と一緒に住んでいるとしても、パニックになる必要はありません。以下の私が抜粋した部分でも「微増」や「2倍」という表現が使われていますが、もともとの人数が少ないので1人増えるだけで比率はけっこう上昇する。それを前提にして、見ていただければと思います。


【①2011年福島県の子どもの病死者数の月別グラフと前年比】

が2010年、が2011年です。

(画像をクリックすると拡大します)
福島県からの★自主避難者として生きる-2011年福島県子供の病死者数の月別グラフ
・レポートより抜粋      

7月以降の病死者数に大きな変化が現れています。通常、病死者は冬春に多く、夏秋は少ない傾向が全国的にあります。これは大人も子どもも同じです。しかし、2011 年は夏秋の病死者数が多く、ほぼ直線的に累計数が増加しています。』


・私見

東日本大震災後、5ヶ月目から増えていますので、東日本大震災が直接の原因ではないと思われます。心配なのは、月を追うごとにだんだんと2010年と2011年の差が大きくなっています。7月の差が5人程度だったのに対して、11月は10人程度まで拡大しています。



【②2011年福島県子供の病死者数の死因別グラフと前年比】

が2010年、が2011年です。

左から『癌・白血病』、『心疾患』、『感染症』、『肺炎』、『その他』の5項目。

(画像をクリックすると拡大します)
福島県からの★自主避難者として生きる-2011年福島県子供の病死者数の死因別グラフ

・レポートより抜粋

『亡くなった子どもたちの数を、死因別にまとめたものが、上のグラフです。「心疾患」による死亡数が2倍に増えています(先天性の心臓障がいを患っていた子どもが、心疾患でなくなった場合も含まれます)。これも他の被災県にはないことです。「感染症」「癌・白血病」「肺炎」も増えています。このグラフは参考程度にしかならないものですが、昨夏からの増加と考え合わせ、ご報告することにしました。』


・私見

がん・白血病は微増、心疾患は2倍です。といっても、がん・白血病は2人、心疾患は4人増加しただけですから心配しすぎる必要はありません。福島県の未成年者数は、2012年5月1日現在、358,013人(福島県の年齢別人口の19歳以下の合計人数より)もいますので。


かといって福島県内は、子供達にとって安全だと言ってるわけでもないです。前回の記事の嚢胞の有無 を読んでいただいてもわかるとおり、異常は現実に起こってしまっているからです。


なぜこのグラフをピックアップしたかというと、2011年からこのブログで書いてきた、がん・白血病や心疾患の増加について、統計的に確認できる資料だったからです。

山下俊一放射線健康リスク管理アドバイザーが中心になってまとめた、2つの資料を比較しようと思います。


今回の2012年福島県の子供を対象とした甲状腺検査結果(※1)と、2000年長崎県の子供の甲状腺検査結果(※2)です。


比較するための、資料の地ならしを①~⑥まで掲載してあります。なおこの記事は、精神科医のかたが執筆されている意識屋のブログ の記事の結論を、その過程も含めてビジュアル化してみたものです。


①まず、2012年福島県の子供達を対象とした甲状腺検査結果から、該当者のいなかった検査結果をのぞきます。

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

結節なし

嚢胞なし

経過観察 24468人 64.2%
A2

0.5cm以下の結節あり

2cm以下の嚢胞あり

経過観察 13460人 35.3%

0.5cmを超える結節あり

2cmを超える嚢胞あり

二次検査 186人 0.5%
直ちに2次検査が必要 二次検査 0人 0%

                  ↓

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

結節なし

嚢胞なし

経過観察 24468人 64.2%
A2

0.5cm以下の結節あり

2cm以下の嚢胞あり

経過観察 13460人 35.3%

0.5cmを超える結節あり

2cmを超える嚢胞あり

二次検査 186人 0.5%

②次に、結節と嚢胞の2つの異常を、大きさでA2とBの2つに分類していた表から、結節を対象外にし、嚢胞のみに書き換えます(※3)。

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

結節なし

嚢胞なし

経過観察 24468人 64.2%
A2

0.5cm以下の結節あり

2cm以下の嚢胞あり

経過観察 13460人 35.3%

0.5cmを超える結節あり

2cmを超える嚢胞あり

二次検査 186人 0.5%

                  ↓

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

嚢胞なし

経過観察 24734人 64.897%
A2

2cm以下の嚢胞あり

経過観察 13379人 35.1%

2cmを超える嚢胞あり

二次検査 1人 0.003%

③さらに、嚢胞のある、なしで分類するためにA2を統一します。

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

嚢胞なし

経過観察 24734人 64.897%
A2

2cm以下の嚢胞あり

経過観察 13379人 35.1%

2cmを超える嚢胞あり

二次検査 1人 0.003%

                  ↓

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

嚢胞なし

経過観察 24734人 64.897%
A2 

嚢胞あり

経過観察等 13380人 35.103%

④検査結果のA1やA2、Bなどの検査結果の分類は福島県の調査で使われた指標ですから削除します。対応も、福島県の調査特有ですので削除します。

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

嚢胞なし

経過観察 24734人 64.897%
A2 

嚢胞あり

経過観察等 13380人 35.103%

                  ↓

内容 人数 割合

嚢胞なし

24734人 64.897%

嚢胞あり

13380人 35.103%

⑤これで一応、完成です。

【2012年福島県甲状腺検査】

内容 人数 割合

嚢胞なし

24734人 64.897%

嚢胞あり

13380人 35.103%

【2000年長崎県甲状腺検査】
内容 人数 割合

嚢胞なし

248人 99.2%

嚢胞あり

2人 0.8%

⑥このままでは、分かりにくいので表を統合して、福島県と長崎県の区分をして比較してみます。調査人数の規模があまりにも違うので、パーセントのみ記載。さらにパーセントは、小数点第二位以下を切り捨てました。

内容 福島県 長崎県

嚢胞なし

64.8%

99.2%

嚢胞あり

35.1%

0.8%


つまり嚢胞ありの甲状腺に問題が見つかる子供の割合は、長崎県では1%未満だったのに対して、福島県はその35倍もあったということです。


逆を言えば長崎県の場合、嚢胞なしの正常な子どもが99%なのに対して、福島県では64%まで減少しています。


※2012年9月11日、福島県発表の最新のデータと長崎県とのはこちら です。



※1http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240426shiryou.pdf


※2https://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrj1993/48/5/48_5_591/_pdf


※3 ※1のpdf資料の14ページの一番下にいきます。そこに(参考)として「結節を認めたもの」と「嚢胞を認めたもの」に分類した表があります。この表の「嚢胞を認めたもの」の、『20.1㎜以上』1人はB、『20.0㎜以下』13,379人はA2判定となります。A1については、14ページの上のほうに「検査実施総数」38,114人とあります。この総数38,114人-1人-13,379人=24,734人がA1となります。


まず、平成23年度に甲状腺検査が実施されたのは下記の市町村です。


【対象市町村】

-浜通り地方-

広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯館村


-中通り地方-

田村市、南相馬市、伊達市、川俣町


【検査方法】

超音波検査


【対象者】

2011年3月11日時点で0歳~18歳の者 38114人

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

結節なし

嚢胞なし

経過観察 24468人 64.2%
A2

0.5cm以下の結節あり

2cm以下の嚢胞あり

経過観察 13460人 35.3%

0.5cmを超える結節あり

2cmを超える嚢胞あり

二次検査 186人 0.5%
直ちに2次検査が必要 二次検査 0人 0%

A2判定であっても、甲状腺の状態等から二次検査を要すると判断した方については、B判定としています


・経過観察…2年後以降に実施予定

・二次検査…福島医大附属病院で専門医がおこなう。

内容は、詳細な超音波検査、採血、尿検査、必要に応じて細胞診等。



【個人的意見】

資料を読んでいて、C判定に違和感を感じました。A1判定からB判定までは数字に基づいた分類であり、Cは唐突に人間の判断を伴うものだからです。上は表にするために略してありますが、C判定の資料上の正式な表現は「甲状腺の状態等から判断して、直ちに2次検査を要するもの」です。


C判定の定義


甲状腺の状態等から判断して、直ちに二次検査を要するもの


上の表の真下にがありますが、これを一部抜粋します。


甲状腺の状態等から二次検査を要する判断した方については」


B判定とすると書いてありますね。


(画像はクリックすると大きくなります)
福島県からの★自主避難者として生きる

つまり「直ちに」の有無で、医師がB判定⇔C判定を自由に決めることができます。


にもかかわらずB判定だろうがC判定だろうが、二次検査という名の精密検査へ送り出されることには変わりありません。仮に、直ちには2週間以内に精密検査、そうでないものは1ヶ月以内などと内規があったとしても、それは世間に公表する資料に、わざわざ書き分類すべきではないと思うのです。


と、私がなぜこの重箱の隅をつつくかというと、一部の地元マスコミのかたがC判定が誰もいなかったことを安心材料として、記事の文中に配しているように感じたからです。


そしてC判定という、誰も該当者のいなかった分類をはずした表のほうが福島県の今を映していると考えたからです。

検査結果 内容 対応 人数 割合
A1

結節なし

嚢胞なし

経過観察 24468人 64.2%
A2

0.5cm以下の結節あり

2cm以下の嚢胞あり

経過観察 13460人 35.3%

0.5cmを超える結節あり

2cmを超える嚢胞あり

二次検査 186人 0.5%

http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240426shiryou.pdf

【アンケート】

福島第一原発事故後のあなたの食卓は?


【期間】

2012年2月25日~2012年3月1日


【総回答者】

123名


【5つの選択肢】

・事故前と変わらない 64件 (48.5%)
・福島県産は買わない 25件 (21.5%)
・東北地方産は買わない 8件 (7.6%)
・東日本産は買わない 23件 (19.0%)
・日本産は買わない 3件 (3.5%)


【個人的感想】

まず、このアンケートの「事故前と変わらない」の投票数を増やしたい複数の方々による、多数の不正行為があったことを書かせていただきます。それらの人々はどうも「事故前と変わらない」の選択肢を5割越えにもっていきたいようで、アンケート終了時は52パーセントになっていましたが、プログラムを使った投票を、純粋な1票と同視できませんので、不正行為が始まる前の48.5パーセントに減らし、1パーセントずつ他の選択肢に増やしました。


私のブログを読んでくださっている人のうち100人中52人が福島第一原発事故後、自分なりのガイドラインをもうけて放射能汚染地帯の食品を避けているということになります。今回のアンケートを歪めようとした人達が、認めたくなかったのはこの部分だと思いますので、まず、書かせていただきます。食品の産地を選んでいる人が半数を超えるとなにか不都合でもあるのでしょうか。


逆に100人中48人は、事故前と変わらないと回答しています。この微妙な差こそ、今の日本の現状ではないでしょうか。以前もお話ししましたが、自主避難者で家族全員で避難できた人は、私が実際お会いした避難者の1割くらいしかいません。多くは、自分の夫や妻と放射能への見解の違いから、夫婦どちらか一方が避難し、なかには離婚してまで避難を選んだ女性もいました。話が脱線しますが、ある避難者の人が「愛の反対語は、無関心だとマザーテレサは言ったが、今の日本においては、愛の反対語は、放射能だ。家族を夫婦を真っ二つにひき裂いていった」と言ってました。本質をついていると思います。


他の選択肢を見ていきます。


次に多かった選択肢は「福島県産は買わない 」で、10人中2人です。先日、福島第一原発事故後に福島県に移住した人と電話で話をました。そして「僕は福島第一原発事故前の福島県は、知らないけど…」と前置きした後でこんなことを言っていました。


「福島県に住んで思ったことは、福島県の人は福島県産を買わないということだ。同じくらいの値段で福島県産と他の産地の野菜が並べてあると、明らかに他の産地がどんどんと減っていく。外部被爆対策については、マスクもしないし、レントゲン室の何十倍も放射線量がある公園で、子供を健康な体づくりのために遊ばせるというほど無頓着なのに」


次に多かった選択肢は「東日本産は買わない」で19%で、「東北地方産は買わない」が7.6%ですから、層としては、福島県産を不可と考える層より厳しく考える層は、境目を東北でなく東日本産でひくようです。


日本産は買わない、も3%あり、世界一安全といわれたメイドインジャパンは過去のことになったということでしょうね。


そういえば、女性セブンが行ったアンケート結果もついでに書いておくと「東北や関東の食材を避けている」人は震災直後に47%。そして、現在も45%が被災地の食材を避けています。


私自身のことも書いておきます。私は「東日本産は買わない」という考え方です。


以上のことを読んでいただいてわかるとおり、食材を選ぶことは、権利ですし、個人個人自由な基準で選ぶことができます。もし、放射能に無関心な人から批判された時には、今回のアンケート結果や女性セブンのアンケート結果をお話し下さい。


なお、福島県内では放射能に対する個人の本音は、ケンカの原因になるのでタブー化しているということでした。


※後日、各投票者様のコメントも加筆します。

お金(紙幣や硬貨)は当たり前ですが、日本全国で流通しています。そして今回の福島第一原発事故は、例外なき放射能汚染ですから当然、お札や硬貨で汚染された物が流通する可能性もあるわけです。それで心配だけれども、どうすればいいのかわからないというお話を小さいお子さんをお持ちのママさん達からときどき耳にします。


具体的な方法をお伝えします。ただ、かなり細かいので、どうしてもやりたい人以外は参考程度ということで。


【大人の場合】

大人の場合は、クレジットカードやデビットカードを使えばお札や硬貨と無縁になることができます。私自身もスーパーなどではクレジットカードを使っています。まあ、あとは支払いを1ヶ月先にできるのと、楽天カードを使っているので買い物した金額の1パーセントが楽天ポイントになって還元されるので、使っているというのもあります。(※楽天カードの内容や審査については楽天カード 審査 に詳しくあります)たまったポイントで輸入食品を買っているので、サイクルが出来上がっている感じです。



【子供の場合】

問題になるのは、子供の場合です(特におこずかいをあげるときの100円玉など)。


①まず、使い古された紙幣や硬貨よりは新しいもののほうが放射能汚染が低いと考えられますので、お金をおろす際にはATMではなく、郵便局や銀行の窓口で出金伝票を記入します。


例 1000円を100円10枚で出金する。


出金伝票を銀行員に渡す際に「新しいもので、出金をお願いします」と一言つけましょう。もちろん、無料です。なお特定郵便局や銀行の小さな支店で指定する場合には、在庫がないと困るので念のため可能かどうか事前に聞いてみましょう。


こういったかたちで何度か出金し、自宅に新品の紙幣や各硬貨をストックしておきます。


②次に、外で新しいお金を使っても、おつりは古い紙幣や硬貨で返ってきますから、それらを入れておく金属の入れ物(100円ショップで売っている茶筒など)を自宅に用意して、お子さんが帰宅したらお釣りを預かり、ストックした硬貨から同額を渡します。そして古い硬貨は、金属のこの入れ物に入れます。


その際に、レシートの裏などを入れ物にセロテープで貼っておいて、今日入れる金額と、すでに入っている金額の合計を毎回書いておきます。


③週1回程度、その金属の入れ物をもって銀行に行き、入金伝票には、レシートに書いてあった合計金額を記入し入金します。


すると、郵便局や銀行は硬貨がたくさんあっても機械も使って数え、入金してくれます。


以上です。こうすることで汚染の可能性がある硬貨から、お子さんを守ることができます。


ただ、個人的にはお金は口に入るものではないので、お金についてはあまり神経質にならなくてもいいかと思います。財布への滞在時間も、そんなに長くないでしょうし。