中国語の漢字と日本語の漢字
同じようで、意味が違うものが結構あります。
今日はそのことについて書いてみようと思います。
先日、知り合いがこんな話をしていて
「なるほど~!」と思った。
「漢字が日本に伝わるとき、全部、言葉で説明したから
当時の文化の違いで、意味の違いが出てきたと思うの」
例えば、「床」という字
中国語では「ベッド」という意味。
「その当時、中国にはもうベッドみたいなものがあったんでしょう
でも日本人は、地べたで寝てた。
だから、中国人が“寝るところっていう意味だよ”って説明したとき
“あぁ、床ね!”ってなっちゃったんじゃないかな」
他にも、「走」という字
中国語では、「歩く」という意味。
「これもね、中国人が、歩いてみせたんだと思うの
“これが、走、だよ”と言って。
だけど日本人はゆっくり歩くもんだから、それを見て
“あぁ、走るって意味ね!”って誤解したんだと思う」
そうやって考えると、なるほど、面白い。
他に何があるだろう。
そうだな
「去」という字。
中国語では「行く」という意味。
中国人が
「これが、去、だよ」と、歩きながら説明する。
本人は「行ってる」つもりかもしれないけれど
止まってそれを見ている日本人からしたら
「去っていく」ように見えただろう。
あと、「湯」という字もある。
中国語では「スープ」という意味。
中国人はきっと、こう言ったのだろう。
「ほら、あれだよあれ
ご飯食べたあとに飲むやつ」
中国の文化では、スープは一番最後に飲む。
しかし日本人はそれを聞いて
「ご飯のあとに…あぁ、あれね
お白湯ね」
そう思ったのだろう。
しかし、そう考えると
謎も残る。
「手紙」
これ、中国語では、トイレットペーパーという意味。
「ほら、あれだよ、トイレで使う紙」
中国人がそう説明して
日本人は、こう思ったのか?
「あぁ、手紙ね!」
実は当時は
手紙で…?
と思ったけど
よく考えてみたら、昔は「文(ふみ)」って言ってたのか。
手紙っていうのは新しい言葉かな。
中国語と日本語で、意味の異なる漢字
それを考えていくと
背後に、当時の中国人と日本人の
愉快なカタコトライフが浮かびます。
いつの時代も、カタコト交流は誤解だらけです。
そして、時代は
誤解したまま進んでいくのです。