一日の様子 | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

特に書くこともないので
今日は、留学生との戯れを書こうかと思います。

いつにもまして
何の役にもたたない日記です。










8:00、授業開始。

先生が「遅刻が多い」と小言を言い始める。
適当に聞き流す。

8:50、10分休憩。

最近、芥川龍之介の「河童」を読んだ私は
イギリス人のクラスメイトに

「河童って知ってる?」

と質問してみる。

絵を描き、特徴を話すが、どうやら知らない様子。
どうも日本だけのものらしい。

「それに似たオバケならイギリスにもいる。
 川で遊んでたらイタズラされるから気をつけなさい、みたいな」

どの国にも、子供に脅しておくためのオバケがいるらしい。



9:00、授業。

9:50、20分休憩。

私達の教室がある棟の、飲み水がなくなった。
補充も来ない。

仕方がないので、皆の水筒を持って
違う棟まで、水を求めに行く。
まるで砂漠の住民がオアシスへ行くように。

歩いている途中、友達のキルギスタンの男の子に会う。

「久しぶり!きれいになったねー」

「おー、ありがとー」

全く内容のない会話をし、さらりと過ぎて行く。

皆の水筒に水を補充し、教室へ戻る。

「水だよー」

と言って渡すと、皆「おー!水ー!」と喜んだ。



10:10、授業。

授業中、中国語の「談恋愛」とは何か、という話になった。

「談」は動詞で、直訳すると「恋愛する」というような意味。

片思いは「談恋愛」には入らないらしい。
お互い好き同士で、愛を育む、結婚までの過程
それを、「談恋愛」という。

「じゃあ結婚したら?」

と聞くと、結婚したらもう「談恋愛」ではなくなるらしい。
言うなれば、「愛情」だ、とのこと。

私は、その感覚は、すっと身についたけれど
欧米の人は、不服そうだった。

「そんなぁ…」

と、フランス人の女の子は寂しそうにしていた。



11:00、10分休憩。

廊下に出ると、カザフスタン人の友達に会った。
彼は言った。

「前、日本人と一緒に、タキヤキを食べたんだ」

「タキヤキ?たこ焼き?すき焼き?」

「んー、たぶん、スキヤキ。
 すごくおいしかった。
 今度、食べに行こうよ。」

「いいよ。そのお店、どこにあるの?」

「忘れた」

「その友達は?」

「日本に帰った」

「だめじゃん…」



11:10、授業。

12:00、授業終わり。

クラスのフランス人に言う。

「この前聞かれた、ナルトのことだけど
 “いの”っていうのは、何も意味はないみたい。
 響きがいいから、っていうことだと思うよ。」

アニメ「ナルト」に「いの」という子が出てくるらしく
先日、フランス人に「いのってどういう意味?」と聞かれた。

一応、漢字があるか調べてみたけど、平仮名だったので
たぶん、意味はないだろう。

「そうなんだー、ありがとう
 私、“いの”っていう響きが好きなの」

嬉しそうに、ナルトについて語るフランス人。
ナルトを見たことがない日本人。




帰り道
ヘルメットをかぶったアメリカ人が、自転車で追い抜かしていく。
クラスメイトのアレックスだ。

後ろ姿で、手を振っている。
彼には見えないだろうけど、私も手を振り返す。



明日もいい一日になるといい。