生徒たちの反応 | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

生徒たちにも、もうすぐ北京へ行くことを知らせました。

それぞれ、色々な反応を見せてくれます。







うなちゃん、6歳。

いつも奇想天外なことばかりな、彼女。


「8月20日ぐらいからね、先生が変わるよ」


「どうして?」


北京に行くから、と言いたいところだけど

うなちゃん、北京って知ってるかなぁ…

と思いながら、試しに「北京」だけ中国語にして、言ってみた。


「先生ね北京に行くの。お父さんとお母さんがいるから。

 北京って、知ってる?」


「…さむい?」


「そうそう、寒い寒い!」


うなちゃん、おバカだおバカだと思ってたけど

ちゃんと北京は知ってるんだな。


そう思っていたら、彼女は

中国語で、とんでもないことを呟いた。


「…北極熊♪」


……………北極?


中国語で、北京は「ベイジン」と発音し

北極は、「ベイジー」と発音する。


私の「ベイジン」という発音が

「ベイジー」に聞こえ

「先生は北極に行く」と思ったらしい、うなちゃん。


彼女は、一体、北極を何だと思っているんだろう。




子供クラスでは、私は何も言っていないんだけど

子供のお母さんが、どこからともなく

私が辞めるという噂を聞きつけたらしい。


先日、授業が終わったあとに


「先生は、いつ上海に行くんですか?」


と聞かれた。

北京です、と答えておいた。




大人クラスでは、一番ありがたい反応だった。


「えぇっ!?」


「先生、いなくなっちゃうの!?」


慌てふためく生徒たち。


「大丈夫ですよ、次の先生も、とてもいい先生ですから。」


そう言うと、皆は少し安心しつつ

こう言ってくれた。


「でも、先生が一番です」


ホロリと泣きそうになってしまった。


そんな中、問題児の薫さんは

心配そうに、こう言った。(中国語で。)


「次の先生が、厳しくて

 授業中、寝ちゃだめだって言ったら、どうしよう。

 あぁ、もう、日本語、勉強したくない。」


何だそりゃ。


「…薫さん、何のために日本語を勉強しているんですか?」


薫さんは、しれっと言う。


「先生のためです。」


嘘つけ。








台湾を離れることで、一番の心残りは

やはり、生徒たちです。


特に、初級からずっと教えてきていた大人クラスは

せめて中級になるまで、教えたかったなと思います。


今週は、クラスの皆で、ご飯を食べに行きます。

たくさんたくさん、日本語でおしゃべりをしたいと思います。