うっかり、飲んだくれてしまいました。
すみません、こんばんは。
さてさて、今日こそ
とんでもない日本語の話をしようかと思います。
私が、日本で知り合った中国人の友達
張君。
「張」という、世界三大名字を持ちながら
彼はいつでも、逸脱したキャラを放っていた。
彼の口癖は、「まいったな!」
流暢な日本語を話すならともかく
ところどころ間違える日本語で
突然、「まいったな!」だけ流暢になるので、驚く。
張君は、日本の漫画が大好き。
特に、ワンピースが好きらしい。
ゴムゴムの実を食べ、ゴム人間になった、主人公ルフィ。
しかし張君は、こう言った。
「ルフィはゴミ人間だから強いんだ」
ある意味、ゴミ人間も強いのかもしれない。
「チョコを食べると、ビキニができるよ!」
こりゃいかん、と思い
張君、ビキニは
女の人の水着のことだよ、と伝える。
「まいったな!」
「張君は、嫌いな食べ物はないの?」
と聞くと
「食べ方が悪いよ
野菜だけ残したり、肉は脂身だけ残したり」
なるほど、おいしいとこしか食べない感じかなぁ
と思いながら、ふんふんと聞く。
「ゆで卵も、白いとこだけ食べて
金玉は食べない」
…金玉?
普段、彼が間違えた日本語を使ったときは
極力、直すよう心がけていた。
しかし、このときばかりは一瞬、呆然としてしまい
直すタイミングを逃してしまった。
「それは金玉ではなく、黄身って言うんだよ」
わずかな乙女の恥じらいにより
その一言が、言いだせなかった。
ずっと、それが心残りだったけれど
後日、わいわいとお酒を飲んでいるとき
お酒のノリに任せて、訂正することができた。
引きずれば引きずるほど、訂正しにくくなる。
もし間違った日本語を使ったなら
何があっても、その場で訂正しよう。
そう心に決めた、愉快な事件だった。
言葉は、発展途上のときが
一番、誤解を生みやすい時期です。
私は今、そこに差し掛かっていると思います。
今まで、私はたくさんの外国人の
色んな間違いを目の当たりにしてきたので
カタコトを現地の人に話すことに
少し気が引けてしまうのも、事実。
しかし、張君の一言が
今でも、私を勇気づけてくれます。
「私、中国人だよ!
日本語間違えるの、当たり前でしょ?」
強いぜ張君。
間違ってなんぼ
とにかく、話し続けていこうと思います。