四声の話 | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

引き続き、中国語の話です。


中国語は、声の高さによって、意味が変わります。

四種類の音があって、それを覚えるのがまた大変。


今日は、その四声の話です。





まず、四声の種類について。


第一声というのは

高い声で、そのまま真っ直ぐ伸ばす音。


第二声というのは

下から上に上がる音。


第三声というのは

低く、地面を這うような音。

最後に少しだけ上がる。


第四声というのは

上から下に、すとーんと落ちる音。



例えば、「ma(マー)」という発音を

第一声で言うと、「お母さん」という意味になり

第二声で言うと、「麻」

第三声は「馬」で

第四声は「ののしる」。


音の高さで意味が変わってしまうから、大変。


「お母さんと一緒にご飯を食べました」

と言おうとしたのに

「馬と一緒にご飯を食べました」

となることも、ありうるのだ。



日本語も、「雨」と「飴」など

音の高低で意味が変わるものがあるので

恐らく、日本人はそこまで抵抗なく受け入れられるのだと思う。



しかし、英語圏の人は、特に四声が苦手らしい。


いつも、陽気に

気分によっての抑揚をつけながら話す彼らにとって

高さを縛られるというのは、過酷なことらしい。


疑問文のときは、四声は無視で

とにかく、語尾が上がっていく。


第一声を発したかと思えば

更に高い、何声とも言い難い音を発する。


だけど、彼らは、どうも

楽しそうなのだ。




お馴染み、ピーターとヨンユエンの

今日の会話。


ピーターの話を聞いていたヨンユエンが

突然、話をさえぎる。


「おいピーター、それは第一声じゃないよ、第四声だ」


「いや違う、第一声だ」


「いやいや、俺は自信がある。四声だ。」


「俺も自信あるし!じゃあ賭けるか!?」


「いいよ、じゃあ100元だ!」


「言ったな!?絶対、一声だし。100元ありがとうなー」


そう言って、電子辞書を取り出し

その単語を調べる、ピーター。


ヨンユエンは、自信満々で、こう言う。


「さちこ、この100元で、ビールおごってあげるよ」



双方の自信に満ちた空気の中

ピーターが口で効果音を出しながら、出てきた単語を見る。


「…あ、第三声だ」


彼らの賭けた100元は、いずこへ。





声の高さで意味が変わってしまう、中国語。

恐らく、私も知らぬ間に

とんでもない文を言っていることもあるのだと思います。


明日は逆に、私が聞いてきた

とんでもない日本語の話でもしようかと思います。