台湾の言語 | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

日本人は何語を話しますか?


もちろん、日本語ですね。

日本語の中にも、関西弁や東北弁などありますが

それは、全部、日本語といえます。


では、台湾人は、何語を話すでしょうか。

台湾語でしょうか。

中国語でしょうか。


今日は、複雑な

台湾の言語について語ろうと思います。






まず

日本統治時代、日本語教育を受けた人達は

日本語が話せる。

今はもう、だいぶご高齢。


なので、ご高齢の人達は

日本語と、台湾語が話せる、という人が多い。



その次の世代は

日本語は話せない。

しかし、日本統治が終わってから

中国語を話すようになった。


というわけで、彼ら彼女らは

中国語と、台湾語が話せる。



そして、今の若い世代はというと

中国語のみ、という人が多い。


台湾語を話せる若者は

特に台北市内だと、とても少ない。



さらに、山の方に住む少数民族は

それはそれで、また違う言語を使っていたりする。




今出てきた、台湾語と中国語。

私もずっと「関東と関西」くらいの違いで考えていたけど

これが、相当違うらしい。


表記は、共に漢字。

しかし、発音も文法も違うとのこと。


今、同じ中国語のクラスにいる、ヨンユエンは

台湾語は話せるけど、中国語はできないということで

初級から勉強をしている。


それくらい、台湾語と中国語は異なる。




なので、おじいさんと孫で

コミュニケーションが取れないということが多々ある。


台湾でも、核家族化が進み

おじいさん、おばあさんと孫が一緒に住むということは少ない。


しかし、たまにある拡大家族では

おじいさん、おばあさんが

孫に日本語を教えるということもあるらしい。


日本語を勉強している人に

「なんで日本語を勉強し始めたのか」と聞くと

「おじいさん、おばあさんが教えてくれた」

という人も、少なからず、いる。




私は、街を歩いていると

少し聞きとれる会話と

まるで呪文のような会話がある。


前者は、中国語の会話。

後者は、台湾語の会話。


台湾語の会話は、話している人を見ると

やはり、中年~お年寄りが多い。



たまに、ガイドブックを持って、道に迷っていると

「どこに行きたいの?」

と、流暢な日本語で聞いてくる人がいる。


見ると、かなりご高齢の方。


植民地として支配され、教えられた日本語なのに

こうやって、積極的に使ってきてくれると

なんだか、とても優しい気持ちになれる。





今まで

「一つの国に、一つの言語が当たり前」

と思っていた私にとって

台湾の言語は、カルチャーショックでした。


おそらく

言語の数だけ、複雑な時代背景があります。


数々の言語が飛び交う、混沌とした空間で

台湾の人達は、どうして、こんなに優しいのでしょう。



よくわかりませんが、とりあえず私は

日本語を教え

中国語を勉強します。