皆様にお知らせがあります。
一昨日ジューク本社に出向き、正式にベトロのアートディレクターを辞めることになりました。
ビューティワールドの前というタイミングで、クラスルームも枠を頂いていましたが、もうベトロで私がデモをすることは無くなりました。楽しみにして下さっていた方もおられると思いますが申し訳ありません。
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デモンストレーターとしての仕事は、メーカーの製品をいかに素晴らしい形でユーザーにお伝えするかです。デモンストレーターはメーカーを信頼しユーザーの皆様にその製品の良さを伝えます。ユーザー様は私たちデモンストレーター、そしてメーカーを信頼し使って下さいます。
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「アートディレクター」という肩書きは、私が初めてジュークを訪れた時に思いつきました。会社の正式な教育を受け、そのシステムを伝える存在がエデュケーターとすれば、私はエデュケーターでは無かったし、アートに特化していたのでそう付けました。そして新商品ごとにその良さをアピールするのが私たちの仕事となりました。
意外に思われますが、新色の企画は私たちはノータッチです。もちろんしばらくはモニターしますが、あくまでもメーカーが決めたのものを買いたいと思ってもらうのが仕事です。
それが段々と皆様に支持され、私たちの存在がとても大きなものになり、沢山のセミナーを開催し、使って下さる方が増えました。
そして販売店や各方面のご協力のもと、今のジュークが出来上がりました。
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そんな中私たちアートディレクターは、ユーザー様に最も近い存在であることを自覚し、メーカー側でなくユーザー目線でいることで皆様との信頼関係も築き上げてきました。
アートディレクターの言葉の重さをメーカーも認めていました。 ・
だからこそ伝えるべきことは私達を使って欲しかった。私たちはユーザーの代表です。今回の自主回収やそれに続く欠品で困っておられるユーザー様に、再販の目処を公表して下さいと何度も繰り返し言ってきました。その中で私も限界を感じ、イベントの前ではありますが辞めることを決めました。
あくまでも今回は製品云々ではなく、メーカーとしての在り方を受け入れ難かったからです。
5年という期間仕事をしてきた重さは自分にしかわかりません。辞めることも簡単に決められませんでした。過激なことは言うつもりもありません。ですがただシンプルなこと、メーカーが最も大切なものはユーザーだと私はわかって欲しいだけです。
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まだ1年に満たない他のメンバーは私と同じ結論になるには、今はまだ業務の慌ただしさと提案することの難しさに追われ精一杯です。私と同じことを感じるのも今は難しいし、それでもユーザー第一であることは皆様の方がご存知だと思います。
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私の今はジューク無くしては有り得ないと感謝しています。だからこそ身勝手なタイミングだとは承知ですが辞めました。そこで気づいて欲しいと思いました。でないと遅かれ早かれ皆が離れていきます。辞める時もそう言いましたのでこれから変わってくれることを期待します。
長くお読み下さってありがとうございます。サラッと書けずにスミマセン。写真は最初に出たBWJのクラスルーム。そこからの5年、その最後はこんな形になりましたが、今日を限りにアートディレクターの肩書きを取らせて頂きます。今まで応援して下さって本当に本当にありがとうございます。
