八月歌舞伎座 納涼歌舞伎  | ヨウ子のブログ

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歌舞伎・定式幕八月納涼歌舞伎歌舞伎・定式幕

 演目

歌舞伎・隈取り第二部歌舞伎・隈取り

 河竹黙阿弥 作

桜梅雨小袖昔八丈

 (つゆこそでむかしはちじょう)

  髪結新三

 

桜艶紅曙接拙

 (いろもみじつぎきのふつつか)

  紅翫

  常磐津連中

 

歌舞伎・隈取り第三部歌舞伎・隈取り

 京極夏彦 脚本

 今井豊茂 演出・補綴

桜狐花 

 (きつねばな)

 葉不見冥府路行

 (はもみずにあのよのみちゆき)

 

髪結新三(中村勘九郎)なんだかとってもカッコいい!

十八代目が若返って登場!

と言うより 男前なのは勘九郎のほうかも?

ただこのお芝居で 私が一番好きなシーンは

家主長兵衛と新三との掛け合い

 

新三が大店の白子屋の娘を拐かして

身代金百両を要求

これに対して白子屋から仲介を頼まれた

大家長兵衛が新三の長屋へ

白子屋から預かった金は三十両

 

煽てたり 諭したり 脅したり 誤魔化したり

この大家 長く生きているだけあって 半端じゃ無い

娘を取り返し 挙げ句 居直ったりして

新三に渡した金は三十両の半分 十五両と

新三が買った初鰹も 半分ふんだくり、、、、、、?

 

今回の家主長兵衛は彌十郎さん

本当に十分楽しませていただいたけれど

2018年NHKテレビ「日本の芸能」「新名人列伝」で

放映された八代目市川中車演じる長兵衛

江戸の裏長屋の大家 華奢な体に大きな口と大きな目玉

物凄い権幕で 小悪党の新三をやっつける

着物を捲り上げ 息を止め 睨みつけて

首の筋なんか浮きあがっちゃたりして

新三に のしかかっていく

 

ただ八代目はこの興行の途中に 亡くなられた

昭和46年 享年74歳今から53年も前

こんな愛しい長兵衛さんは二度と現れないだろう

 

狐花

脚本(京極夏彦)   中禪寺洲齋(幸四郎) 

萩之介 お葉(七之助) 上月監物(勘九郎)

京極氏は好きな作家さんなので とっても楽しみに

していたんだけれど、、、、、、、、、、、、

彼の作品はけっこーややこしいし

ラストのどんでん返しもあるだろうし

僅か3時間程度のお芝居で どれだけのものかと?

幸い?芝居の前にこの小説が出版されていたので

取り寄せて 読破! 

しっかり予備知識いれて 観劇したは良いのだけれど

ラストが分かって観るミステリー劇の 面白く無い事

だけでなく 原作をやや簡略化して なぞっているだけ

しかし、、、、?もしこれを読まないで観劇したら

複雑すぎて さっぱりわからないだろうし

でも、、?つまらなかったのは私の所為ではないと思う