十二月歌舞伎座 三人の阿古屋 | ヨウ子のブログ

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桜壇ノ浦兜軍記  阿古屋

桜あんまと泥棒  村上元三 作・演出  石川耕士 演出

桜傾城雪吉原   新作歌舞伎舞踊

 

今回は阿古屋を 玉三郎 梅枝 児太郎が

日替わりで演じるとの事

玉三郎から次代に受け渡していくプロセスなのだけれど

やっぱり三人 全員見たい!

とは言え お財布事情もあるし、、、、

それで無くたって 年末は出費が多い!

 

玉三郎の阿古屋は何度でも見ておきたい

うりざね顔の綺麗な梅枝が阿古屋になったら

どれほど美しかろう、、、、、、!

でも 此の所 進化著しい児太郎

九月秀山祭は金閣寺で雪姫

十月 助六では 三浦屋の白玉を

そして年の納めを阿古屋と成れば

う〜〜〜〜〜〜ん やっぱり児太郎に決め!

 

児太郎の阿古屋花道より登場!

うわお〜〜〜〜〜!きれ〜〜〜〜〜〜!

花道七三の手前で 決めポーズ!

それから ちょっと進んで 後向きも

拍手 拍手 「成駒屋っ!」

すごーーーく 形も 綺麗!

もうっ のっけから引き込まれてしまい

琴 三味線 胡弓 義太夫との掛け合いもぴったり

恋する景清を思って弾いていると言う設定

すっかり楽しませていただきました

しかし24歳で阿古屋を演じられる 

さすが 福助さんのご子息

歌右衛門を襲名される日は

意外と近いかも知れないとさえ

思ってしまいました

 

あんまと泥棒

これは歌舞伎には珍しく喜劇

この夏「昆虫大好き カマキリ先生」で

大活躍だった市川中車さん

歌舞伎役者としてもしっかり定着

悪い泥棒の上前を跳ねる悪いあんま

 

どろぼう(尾上松緑)のくせにお人好し過ぎて

按摩(市川中車)の方が悪としてはノーマルなのかも?

なんだか落語の様な喜劇 二人の掛け合いが面白い

ただ 残念だったのが

夜中の出来事と言う事で舞台が暗い

せっかくの中車の顔の表情が今ひとつ見えない

オペラグラス用意して行けば良かった

 

傾城雪吉原は玉三郎の舞踊

今年も年の納めは玉三郎!

降りしきる雪の吉原

美しい傾城が 大門の前で踊る

夢の様な世界なのだけれど、、、

雪の中で踊る玉三郎と言えば

やっぱり「鷺娘」を思い出す

 

あの頃の様な力強さは流石に無くなった

彼も来年は69歳 仕方がない事だけれど

その分若手の役者さんが引き継いでいるから、、、

 

今年も残りあと少し

一年間楽しい観劇をさせていただき

ありがとうございました