三条会の忘れて草 | 菊川朝子の、たまにしか更新しないけどやっているの日記。

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よっす、俺っす。

体調が悪いのですが、なんとか生きてじゃすてぃす。


YULA☆スターシップオーケストラは無事セカンドフライトを終えました。

次回は来年!俺ももっとがんばります。

今日は病気の体をおして、千葉まで三条会を見に行ってきたよウインク←馬鹿。
だって今年一番と言っていいくらい楽しみにしていた公演だからね!

死んでも、いや死んだら見れないから死なないでよかったのさ。
薬を飲んでたから、鼻も咳も気にすることなく見れました。



三条会「いやむしろ忘れて草」


よかたーです!明後日まで、千葉の三条会アトリエ。
正直遠い!でも行ったかいありました。
見る価値あり。時間かけても見に行ってよし!
1年くらい楽しみにしていた甲斐ありました。
戯曲のよさを全くそこなうことなく、三条会でした。
多田さんも、多田さんが三条会ってどんな感じ?って思ってたけど、
三条会なのに多田さんらしくって素敵。
役も、皆ばっちし合ってたなあ。
榊原さんのやわらかい表情にきゅんとした。よかったー。
熱くてぎんぎんな榊さんも好きだけどやわらかい榊さんも素敵っさー。
大好きな台詞たちが心地よく生きていて。
ああ、やっぱり関さんの演出は大好きだなあと思いました。

なんか小学生の作文みてーだな。
あほみてーだな。
でもあたしは、見るときあほになれたらそれが一番うれしい。
理屈考えはじめちゃう時点で楽しめてないから。
楽しかった。
演劇をまたひとつ好きになった。

素晴らしい戯曲が、素晴らしく演出されていること。
これが、演劇の望むべき姿だなあ。
前田さんじゃないとだめだ、と思わないでよかった。
もちろん、五反田団の忘れて草の素晴らしさと、
三条会の素晴らしさは違うんだけど。
どっちも素敵なことは、とっても素晴らしいことなんだと思った。

いい戯曲はこうやって、生まれ変わることができるんだね。
ひとつにしかならないんじゃなくて、生まれ変われるんだね。
大好きな台詞がそこに生きていることは、
なんか、とても気持ちがよくて幸せなことだった。

わあ。

なんか恥ずかしいなこの日記。どうした俺。
体調がアレだからだろうか。弱っているのか。
でも、大事なことだから、言いたいことだから、載せます。

あたしは、演劇を知らない人に、演劇を好きくないと思ってる人に。

好きになれる演劇もあることを、知ってもらえたらうれしいのだ。

それだけだ。

好きな人は、やっぱり好きでよかった、と思える演劇を。


今年あたしはそおいう演劇にいくつか出会えたな。

こないだのシャンプーハットとか。

あなざーわーくすの銀河鉄道の夜とか。


あたしは、そうだな。

あたしが作る演劇で、演劇なんてどうでもいいんだって思ってほしい。

どうでもいいことが演劇で、とてつもなくくだらなくて、でも楽しいもの。

演劇っていう、芝居っていう記号を使って、いろんなことしたい。

個人的にはね、フラフーパーの本公演より、鱈。のほうが間口は広いと思ってます。

お客さんに優しいけど、たるくないうるせー公演。だと思ってます。

演劇を見ることが、しんどい作業だと思われるのは悲しい。

ライブにしても芝居にしても、行きやすい、見やすい環境を作れたらと思う。

その両方のお客さんが混ざれる場所を、鱈。とかで。

生むことができたら嬉しくて。ちっちゃいけどでも。ちっちゃいとこから。


やっぱり、そうだな。

今日の三条会は素敵だった。


関さんがあの戯曲を大切にしてるのがよくわかった。

結局LOVEですよ(うるさい)。

演出家に、戯曲や役者に愛があるかがわかるよねー。

関さんは演出家だー。

台詞を大事に大事に扱ってるのがわかるもの。

ああでないと。演出家はああでないと。

作家が生んだ台詞をないがしろにする演出家なんてだめなのだぶー。


あ、ちょっと違うな。


大事に出来ないなら、出来ない理由を客席にきちんと提示できなきゃだめなのだ。

演出家は、嘘をついちゃだめなのだ。

このへん俺もちょっと大人になってきたな、ラブで片付けないぜ、へへん。

自分に嘘ついちゃいけないのだ演出家なら。

大事なふりなんかしちゃいけないのだ絶対。

自分にとって何が大事なのか、それを提示しないとだめなのだ。


大人になりたい。

大人でありたい。


基本的に。

脚本より演出のほうが自分が色々言われる理由が最近ちょっとだけわかってきたです。

言わないけど。

でもまあ、脚本やいやい言われたい。

でも、脚本より現実に立体化したほうが面白い、のがいいに決まっているのだ。

そうじゃなきゃ、やってられんよ君。

俺は笑わせたいし、何より笑いたい。


あと1ヶ月。まだまだやれますな。