1939年 戦争が廊下の奥に立つてゐた
2024年 戦争に廊下の奥から近づいていく
悲報❷ 岸田訪米は"state guest"(国賓)じゃなく、"visit"
&日本人民
悲報➌ 近衛兵だった
第32普通科連隊(公式)
悲報❹ 実質賃金下がり放し 27年間
税収は増えて、賃金下落
👆
イスラエル・ウクライナへ武器を送って儲ける国
日本も武器売って、ミサイル買って、景気爆上げ?
悲報➎ 2024年”原発事故緊急事態宣言”が解除されていない。
原発事故を知らない子どもたち1002人が、帰還困難だった場所へ
2015年に亡くなられた野原千代さん。どう思われるだろうか…
2013年に飯舘村シンポジウムで聞いたヤマトシジミの研究を思いだす
2013年3月30日 飯舘村放射能エコロジー研究会(IISORA)
東京シンポジウム
福島原発事故のヤマトシジミへの生物学的影響
檜山充樹・野原千代・金城聖良・平良渉・儀間真一・棚原朗・大瀧丈二*琉球大学理学部海洋自然科学科生物系
E-mail: otaki@sci.u-ryukyu.ac.jp
福島第一原子力発電所の崩壊は環境への放射性物質の大規模な放出を引き起こした。
この事故の動物への生物学的影響を評価する迅速で信頼に足る実験系は現在のところ報告されていない。
我々はこの事故が日本で普通に見られる鱗翅目シジミチョウ科ヤマトシジミへの生理的・遺伝的損傷の原因となっていることを示した。
第一化の成虫を福島地域で 2011年 5 月に採集したところ、そのうちいくつかは比較的軽度の異常を示した。
第一化の雌から産まれた F1 には親世代より高い異常が観察された。この異常は次世代 F2 に遺伝した。
2011 年 9 月に採集した成虫の蝶には 5 月に採集されたものに比べ、より過酷な異常が観察された。
同様の異常は、非汚染地域の個体において、外部および内部の低線量被曝により、実験的に再現された。
我々は、福島原子力発電所由来の人工放射性核種がこの生物種に生理的・遺伝的損傷を引き起こしたと結論する。
本発表では、これまでの研究成果を紹介するとともに、様々な意見や批判に対する反論や新しい知見についても紹介する
図.内部被曝実験による死亡個体.
(A)非汚染食草(沖縄)を食べた死亡幼虫.死亡個体自体が稀である.生きていたときの形態を維持している.
(B-D)汚染食草(本宮)を食べた死
亡幼虫.死亡は高い頻度でみられる.脱皮中の死亡が多い.矢印は脱皮殻.
(E, F)汚染食草
(飯舘村平地・広野)を食べた羽化失敗による死亡個体.
(G, H)汚染食草(福島)を食べた個体.羽化はできたものの、翅が伸び切らずに死亡する
ヤマトシジミの食草はカタバミ。オートラジオグラフで見たかった…
さまざまな反響を呼んだ研究。今も続けておられるようです。
2023年5月18日
最新論文(第23報)] 2011年3月の福島原発事故は、ヤマトシジミに生物学的影響をもたらしたが、少なくとも一部の影響は、宿主植物であるカタバミを介した「フィールド効果」によるものだろう。
しかしながら、影響の全体像を把握するためには、直接的な被曝影響も評価する必要がある。
本稿では、イメージングプレート・オートラジオグラフィーを用いて、実験下で摂食した137Csの成虫における体内分布を調べた。
幼虫期に摂食された137Csは、大部分が羽化時に蛹の抜け殻や老廃物として排出されるものの、成虫の体内にも取り込まれ、メスでその傾向が顕著なことが分かった。
成虫における137Csの蓄積は、腹部で最も多く、次いで胸部、その他の器官となった。
このことは、生殖器官での137Csの蓄積が、活性酸素種による継代的あるいは母系的な悪影響を生殖細胞にもたらす可能性があることを示している。
また、137Csの蓄積は、2011年9月と2016年9月に採集された野外個体でも見られた一方で、2011年5月では見られなかったが、これは、先行研究による形態異常率の動態と一致する。
以上より、これらの結果は、福島原発事故の野外における多面的な生物学的影響の総合的な理解に役立つだろう。
2014年にお会いした野原千代さん。
わからないことが多い内部被ばくについて、真剣に取り組んでおられていました。
2015年に訃報を聞いた時の驚きは、今も蝶々を見ると思いだします。
青字はブログ担当者の記事
忌野清志郎も坂本龍一も大江健三郎も驚いている?予想していた?
美化された言葉とともに、戦争ビジネスへ一直線、
子どもたちは、知っている?戦地は正義と勇気がためされる場所ではなく、腐敗と死臭に満ちていると…
伊藤野枝の長男 辻まこと氏
1943年陸軍に徴用され、報道班員として従軍する。
日本軍政下の天津特別市で目撃したものを、写生帖として記している
奇妙な形のマキのように見えた荷は、ほとんど裸体になっている屍体だった。
山のように積まれた屍体の上に立って、二人の男が車の上から屍体の手足をもってはずみをつけて土手の上に投げると、屍体は硬直したまま土手を転がっていく、それを下の男が船底にまた投げ込む。
そういった作業が眼の前でいつまでも続いていた。
年齢のほどもわからなかったが、その男は死んではいなかった。
落ち窪んだ眼窩の奥で目ぶたが動くのを私は見た。
深い吐息がもれた。
私は驚いて片言の中国語で人足に声をかけた。
ーおい、この人はまだ死んでいないぞ
人足は手を止めて私を見た。
どうやら私のいったことは解ったらしかった。
それからニヤリとしていった。
ー一定死了(イーテインスーラ)死んだも同じだ
それっきり誰も注意することなく、その塊は屍体へ数えこまれていった
黒っぽい油紙の包みをしっかりと胸にかかえた女の屍体があった。
人足の一人がその包みを引きはがした、
その紙に包まれていたのは裸の嬰児の屍体だった。
まことの体中の血が逆流してきた。
それは大日本帝国に反逆する野枝の血であった。
この後、まことは国家や正義といった「観念」には支配されない人間になっていく。
by堀和江著 伊藤野枝 ~あらしのように生きて~