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今日も伏線日和。 山田久人

BABEL LABELというコンテンツスタジオの代表取締役/プロデューサーやっている山田久人の個人的なブログです。

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2024年突入しましたね、今年もよろしくお願いします。

2023年、BABEL LABELは年始からNetflixとのパートナーシップを発表して、writers' roomの設立、MEGUMIさんがプロデューサーとしての加入、母校の日芸での授業をスタートなど、なにかと旗を上げられた年だったと思っています。


2024年も、【日本を代表するコンテンスタジオ】になるべく駆け上がっていきます。

昨年だけでも今年に発表を控えている作品がたくさん準備できましたのでお楽しみにしていてください。

特に2024年上半期は作品のニュースがたくさん続きますので乗り遅れないようにお願いします!

伝え切れるように広報チームも頑張ります!


2010年に藤井が始めたBABEL LABELも気づいたら15年近くの時間を経過しました。

ずっと若手なつもりでいた我々もだんだんではありますが、自分たちより若手に囲まれて仕事をする機会も増えてきました。

少しずつではありますが周りを見ながら、国や、業界や、我々よりももっと若手のことなど考えていきながら、先輩方のお力をお借りしながら、ひとつひとつの作品を大切にしていきたいと思っています。


最後に、石川や富山、その他の被災にあわれた方々に対して1日でも早く状況が良くなることを祈っております。我々には我々ができることを、エンタメの力で最大限のできることを信じてやっていきたいと思います。

遠く離れていても普段から支えていただいている感謝を忘れずに、最大の恩返しができるように精進します。


それでは、関係者の皆様、いつも応援してくださっている皆様、2024年も引き続きよろしくお願いします!

9/24の会食中に悪い知らせだとわかるLINEが届いた。

「武田さんの件、ききましたか?」

これだけでわかるのは、そもそもずっと入退院を繰り返した武田さんから9/21に辛そうなLINEをもらっていたからだ。返しはしたけど雑だったかもしれない、もう少し親身にやり取りできたんじゃないかなんてここ数日は思っていたりした。


武田さんは間違いなく僕にとっての恩人のプロデューサーでした。

8年前の2015/2/12、前職のAOI Pro.を辞めたばかりでまだBABEL入りたてだった僕はいろんなつながりを求めていた。そんなとき後輩の山田智和がたまたま紹介してくれたのが最初の出会いでした。

ただこの最初の出会いの日に「山田さん、いま僕、安室奈美恵さんのMV4本やっていてそのプロデューサー全部やってくれませんか?」なんていう急なことを言ってきたのには驚きましたよ。

まさに武田さんは「豪快なプロデューサー」でした。


もちろん嬉しくて「翌日11時にオクナックに来てくれ」て言うから行ったらいなかったすね。寝てましたね。笑

だけど、その後本当に来て、MV4本一緒にやることになりましたね。


めちゃくちゃ大変だったけど、商業のMVなんてやったことなかった僕にあれをやらせてくれたことの感謝は計り知れなかったです。


武田さんとはその後もずっとMVの仕事をしましたね。


口癖は「いいじゃん、いいじゃん、最高じゃん」とか「やりましょうよー」とかでしたね。

僕もその口癖がうつっていた時期があるし、間違いなく僕はあなたのそのマインドを引き継ぎました。


いま思うと、最期に仕事したのはSnow ManのGrandeurでしたね。

https://youtu.be/7RyewjSWnFo?si=5D79tLzm8na5z2o4



もうその頃武田さんは入院しまくってて、やばそうで、現場に立てないのに、それでも仕事くるのがすごいなって思ってたし、このMVだって、「山田さんが推薦してくれたら監督任せますよー」て言ってましたよね。豪快すぎますよ。

絶対武田さんはMV界の日本一のプロデューサーでした。


今日は武田さんの通夜でした。

飾られた写真は少し補正されてて笑っちゃったけど、武田さんのお父さんに生前お世話になったことをどうしても伝えたくて伝えようとしたら溢れ出ました。すいません。



武田さんのおかげでMV業界に紛れ込めたし、たくさんの仲間ができました。僕がいまここまで来れたのは間違いなく武田さんのおかげです。

武田さんの豪快さに後押しされてプロデューサーや監督になれたっていう方々は本当にたくさんいると今日実感できました。本当にありがとうございました。


ここまで長く書く気はなかったんですけど、武田さんのことはどこかでまだまだ思い出したいから、記憶から消えないようにいま、思いつくこと全部書きました。


訃報聞いてから今日の通夜まで、正直僕めちゃくちゃ体調わるかったんですけど、明日から一度張り切りますね。


武田さんが入院してから、よくzoomしてきてくれて、お互いの業界に思うこととか話したり、これからのBABELのこととか話聞いてくれたりしたのすごい楽しかったです。「日本のスタジオドラゴンになってくださいよー!」て言ってくれましたね、嬉しかったです。

2人の合言葉は「いろいろ大変ですけど生き抜きましょう!」でしたね。

もう言い合えないのかと思うと寂しいです。

ときどき本当に忙しくて、出られなかったときがあったのはすいません。

正直もっと長生きしてくれると信じてました。

43歳は早すぎますよ。。

ただ闘病辛そうでしたね。

天国で好き放題食いまくってください。

もう一回恵比寿の中華いきたかったなぁ。


お別れ会いきますね。

武田さんの分までもう少し頑張ってみますね。

微力ですけど、業界が明るくなるようにやってみます。

本当にありがとうございました!

また絶対会いましょう!












2023年9月

BABEL LABELも2010年からということで、14年目なのでしょうか?

18歳から同級生のメンバーもいたりするのでそれでいうと20年くらいの付き合いのメンバーもいるので、もう我々は会社という感覚もあんまりなくて、会社っていうかチームだよなと日頃からよく思います。

そこからとんでもない長い時間が経過したことは間違いないのですが、忘れていることの方が沢山で、自分が今37歳だと自覚したときにそんなに長く生きた覚えはないという感覚です。

20年前のことは鮮明に覚えてたりするのに逆に2年前とかのことは意外と覚えてなかったり。。

でもでも今ではたくさんの仲間がいてくれて、20年前は当然、5年前でもあんまり考えられなかったような可能性が自分たちの前に見えてきてたりもします。

最近自分はできるだけ言語化していくことを大切にしているのですが

今の自分の目標を言語化してみました。

 

今の自分の目標は、

BABEL LABELを「日本を代表する最強のコンテンツスタジオにする、そして今の市場を世界にまで拡げ、さまざまなメディアミックスにチャレンジしてたくさんの日本のクリエイターを豊かにする」

です。

 

ここまで考えられるようになったのは本当にたくさんの周りの方々がいてこそでしかなくて、やっぱり成長するためには環境を変えることって大事なんだなと思います。

 

そして、ありがたいことに母校の日芸でBABEL LABELとして授業を持つことになりました。

お呼びがかかったというより、自分たちでそろそろやらせてもらえるだろうと思って、教授に相談したらやらせてくれました。

学生時代、優等生では決してなかった我々に授業を持たせていただいた教授たちにはものすごく感謝しています。

 

上述したような、いまのBABELを形成している仲間をお呼びして、

今の映像業界を少しでもシェアしていけたら嬉しいです。

 

 

 

今年だけにとどまらず今年から毎年続けていこうと考えておりますが今年は初年として映像業界の第一線で働いている方々をお招きして将来の若い才能を持つ学生に向けてお話していただく機会を作りたくてゲスト形式にさせていただきました。

僕自身めちゃくちゃ楽しみですが、受講していただける生徒の方々も楽しみにしていてください。

きっと楽しいと思います。

 

今年も沢山のBABELの映画、ドラマが制作公開されていますが、来年もっともっと公開される映画ドラマ多く発表できる予定なのでそちらも楽しみにしていていただけたら幸いです。

 

よろしくお願いします。