カウンセリング その6(ラスト) 

 

星カウンセリング6回目

 

問題が解決したわけではないけど、自分の中で結論は出た。

 

 

「普通に勉強しようとすると、かえって中途半端になると思いました。」

 

「だから…?」

「普通に勉強するのをやめる?」

 

だからどうするのかは秘密ですニヤニヤ

 

 

 

 

星カウンセリングがもたらすもの

 

カウンセリングが終わると、解放される感じがした。

 

たった週1回の時間的束縛は、意識的束縛になるのだ。

 

 

頭のストッパーが外れる感じがした。

脳がグツグツ煮え始め、体の奥底から興奮している。

 

このまま勉強できなくなってしまうんじゃないかと思い始めた。

 

 

また帰りの電車の中で本を開く。

 

だが、自分がそのような小さな破局に向かってまっしぐらに進んでいるらしいということには、むしろ意外なほどの快感があった。

(沢木耕太郎『深夜特急1』)

 

 

 

『深夜特急』という題名は、『ミッドナイト・エクスプレス』という映画からきている。

 

映画内で「ミッドナイト・エクスプレスに乗る」というのは、「脱獄する」ことの隠語として使われる。

 

沢木さんは、あのときの旅の中で、自分のミッドナイト・エクスプレスに乗ろうとしていたに違いなかったと振り返っている。

 

このときの私も、自分のミッドナイト・エクスプレスに乗ろうとしていた。

 

 

 

 

 

補足

 

その日の夜、いろいろあって、ミッドナイト・エクスプレスには乗れませんでした。

 

変な興奮は、一瞬にして潰されました

ある意味よかったです笑い泣き

 

題名に「脱獄」と入れていますが、カウンセリングが嫌なわけではありません。

 

変化を起こすためにカウンセリングを受け、またさらなる変化を求めて飛び出していきます。

 

カウンセリングは、変化と変化を繋ぐものだと思っています。