眠らない図書館
とある日の朝、テレビでニュースを見ていたとき
「この大学の図書館は24時間365日利用できることから、眠らない図書館と言われています。」というアナウンサーの声にハッとしました。
(あっ!国際教養大学だな)
国際教養大学は、2004年に設立された秋田県にある公立大学です。
授業はすべて英語、図書館は24時間利用できるということは知っていました。
現在では有名企業からも引くてあまたの大学ですが、設立する際は
「こんな遠いところにある大学、誰も行かない」
と広報のために出向いた高校で言われたそうです。
日本でも、国際教養大学のような特色ある大学をもっと増やすべきだと思います。
眠らない図書館に込められた思い
なぜ図書館を24時間利用できるようにしたのか?
それには、初代学長・中嶋嶺雄さんの強い思いがありました。
「日本の大学にはとことん勉強に向き合える場所が必要」
図書館をその場所としたい。
「学問とは孤独なもの。不安にさいなまれながら突き詰めていくものだ。」
中嶋さんのその言葉は、今の私を鼓舞してくれました。
国際教養大学では、大学在学中で一番長い時間を図書館で過ごす学生も多いそうです。
調べてみればわかりますが、本当に美しい空間です。
私の大学の図書館
私の大学の図書館も、なかなかいいところだと思います。
今までは、利用者のほとんどが勉強するために来ていて、本を読む人が少ないのは寂しいと思っていましたが、大学図書館の役割をちゃんと果たしているのだと気づきました
そんなことを考えながら、荒井良二さんの展覧会の予習としてDVDを借りました。
ちゃんとカウンターで貸出をして、帰ろうとしたとき、図書館出口のゲートに引っかかりました
ゲートが赤くピカピカ光って、ピーピー鳴り出した…。
引っかかっている人を初めて見た
すぐに職員の人が駆けつけて、「すみません。処理に抜けがあったかもしれません。」
もう一度やり直して、また引っかかる
結局、自分が一度ゲートを出てから、ゲートの横から手渡しでDVDを受け取るという変なことをしました。
恥ずかしかったなあ…。
大学図書館への感動は冷めてしまったのでした