[人生初] 映画館で映画を観る
どうでもいいかもしれませんが、今まで映画館で映画を観たことがありませんでした。
5歳のとき、ちょうど『崖の上のポニョ』が公開されました。
たぶんCMを見たことがきっかけだと思いますが、当時ポニョが好きでした。
それで、映画を観たいと言ったはずなのに、
「どうせ来年テレビでやるから。」と一蹴されました
結局、お金を払うのは親だからどうしようもないです。
主人公の宗介と同じ年齢で映画を観れるチャンスだったと思うと、今さら悔しくなってきます
高畑勲さんによると、映画は主人公への感情移入型とそうではない映画の二種類あるそうです。
歴代の映画では、宮﨑駿監督は前者で、高畑さんは後者の形をとっていました。
しかし、『君たちはどう生きるか』は後者ではないかと思います。
音楽もそんな感じです。
本で繋がる映画
あれから15年の時を経て、ついに『君たちはどう生きるか』を観に行きました。
昨年の7月に公開されたものですが、2月の現在でも10人くらい観客がいました。
全然知らない偶然そこに集まった人たちと、1つの作品を一緒に観るというのは、よくよく考えたらおもしろいです
ちなみに、父は同じ時間帯に別の映画を観ていましたが、広い劇場に観客2人だけだったそうです(男性2人です)
映画『君たちはどう生きるか』は、吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』を読んだ人の話です。
実在する一冊の本を通して、読者として映画の主人公である眞人と、作り手の宮﨑駿監督と繋がることができます。
ここでも本が関係しているのは、運命を感じます
この映画を観てしまったからには、自分も『君たちはどう生きるか』を読んでどうしたのかを示さないといけないと思っています。