三月の空は
早朝から快晴だった
ディズニーランドに向かうために
友達とは
東京駅で待ち合わせた
早朝だったので
雑誌のモデルさんが
撮影をしていた
私は
興味があって
足を止めたが
彼女から
電話が来て
目的地へと
足を速めた
ディズニーランドに着いて
まず驚いたのは入場料だった
5千円ほどだったと
記憶していたのが
7千円を超えていたので
驚いてしまった
ゲートの
先の景色は
さほど昔とは
変わらないままだった
どんどん人は増え始め
どのアトラクションも混み始めて
長い列が続いた
彼女が行きたい所に
あちらこちらと
ついて歩き回った
昼食ともなると
どこも激混みになって
食べたい物を選ぶより
空いている所を選んだ
特にどれも
興味は無かった
見たい物も無い
欲しい物も無い
長い列に並びながら
彼女とベラベラ
昔話をしているだけで
とても楽しかった
ウロウロしていると
パレードが
始まるようで
規制線が張られ始めた
大人の私は
へーとしか
思わなかった
私とは対照的に
友達は嬉しそうだった
周りは
家族連ればかり
お母さんや
お父さんが
我が子のためにと
場所取りをする姿が
目についた
大人の私は
あくまでも
クールだった
パレードが始まった
ぬいぐるみを着た
従業員たちが必死に
笑顔で踊っている
重いだろうな・・
大変だろうな・・
そう思って見ていると
大人の私の頬に
涙がこぼれてきた
あ、あれ???
ええええ???
何これぇ???
何でだろう??
どうしてぇ??
何も感動してないのに
全然悲しくもないのに
どーゆーこと!?
私は自分に
パニックになった
涙は
私の意思とは
関係なく
どんどん溢れて
止まらなくなって
マジで焦った
こんなこと
本当に初めてで
自分に慌てている私を
彼女は優しく微笑んでいた
ち、違うの!!
何も悲しくもないし
あ、あれ???
どうして・・
止まらないんだろう??
私は彼女に
必死に言った
私は至って
クールだ!!
拭っても拭っても
涙が出てきて
顔がぐしゃぐしゃになった
もう一度言うが
私はこんな
子ども騙しの
パレードには
全く感動していない!!
イチミリも嬉しくない!!
至って冷静なのだ!!!
それよりも
自分の身体の機能が
誤作動を起こしている
それに動揺してしまった
私が壊れてしまったのか?
これが一体何なのか?
この頃の私には
全くわからなかった
おしまい
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