私は
ガンになった瞬間を
覚えている
あれは・・
肌寒い秋の朝
コタツに入って
ぼんやりテレビを
見ていた時に
急に
胸にブチっと
鈍い痛みが走った
細胞が破裂した痛み
すぐ直感で
これはヤバいぞ
とわかった
けれども
すぐには
病院に行けなかった
この私が
ガンになるだなんて
認めたくなかったから
この胸を切り落とすなんて
冗談じゃない!!!
今思えば
次の日にでも
すぐ病院に行って
ここにガンが出来ましたので
切ってください
と
すぐ病院に駆け込んだなら
悪化もせず
抗がん剤もせず
放射線もせず
簡単な手術だけで
ちょっとしか
切らずに済んだ
かもしれなかったのに
そう思うと
自分を責めたくなるけど
もう・・
正常な判断さえ
出来ない心理状態で
毎日を生きていたのよね