Jは自分のことは自分で言う男だ。
普通、入門したてや、入門前の子は自分の希望をはっきりと指導者に言えない場合が多い。
4歳から小1位だと、逆になんでも話したくて、今日、家や学校であった出来事を事細かに教えてくれる子もいる。
ここからすこし年齢を重ねると急に恥ずかしさが出てくるようで、
こうなると言いたいことを言うのはママの役割になってしまう。
その点、Jは自分のことは自分で言う男だ。
はやく道着を着たかったときは、「僕の道着の件はどうなりましたか?」これがとても大人びていて面白い。
人の色帯が羨ましいときは「試験はいつあるんですか?」
3か月に一回だよ。と答えると
「つまりは年に4回ですね?」とくる
今週はJにやっと道着を渡せた。すると「やったー」と飛び上がって喜んだ。
大人びているかと思うと急に子供らしく、可愛いものだ。
本日の居残り改め一般部(チャンピオンコース)は突きの稽古
指導している先輩の要求もなかなかに厳しく
前進する力と重力を突きに乗せるようにと、難しくて子供達にはなかなか伝わらないだろう。
だが、黒帯になって十数年の先輩だが
いつの間にか、ここまで体現したのだろうか。
黒帯になってもなお進化を続ける。
これは私にとってもうれしいことだ。