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太気拳をやっていない人にも分かるように、「用語解説」です。
至誠塾HPから転載ですので、何度も読んでいる人は飛ばしてください。

★太気至誠拳法(通称:太気拳)とは

大成拳(意拳)創始者、王郷斉老師から唯一、外国人として学んだ
日本人、澤井健一が師の許可を得、創始した中国拳法である。
理論だけに走りがちな中国拳法の中で、実戦性とその強さゆえ、
武術関係者からは最強の実戦中国拳法と畏れられ、
多くの武術家が澤井の教えを請い、現在も極真空手をはじめとする様々な武道・武術に大きな影響を与えている。

半歩進んで崩拳というごくシンプルな技を出すのみで、
向かうところ敵なし、とうたわれた形意拳の達人、郭雲深に学ぶ。郭雲深は王の実力を見抜き、徹底的に站椿(立禅)をさせ、王も師の力はこの立禅によるものと理解していた。
師が亡くなってからは、様々な武術家と手合わせをし、何千とある中国拳法のエッセンスを抽出して新たな拳法を作り出す。
その強さに周囲の人々からは集大成したという意味で大成拳(別称:意拳)と呼ばれ、
多くの優れた弟子を生み出した。
ずっと動物の動きを見て効果的な身体の使い方を研究したり、
日本の柔道や剣道の本まで所有しており、澤井もその研究熱心さには驚くものがあったと語っている。
(立禅を重視し、とにかく実戦主義だったということ、研究熱心だったという点などは、今の太気拳にも見事に引き継がれています)

※写真は、大成拳・意拳創始者 王郷斉 老師(1886-1963)