年末の慌しい時期に、「小さなお葬式」に関するこのようなニュースが報じられました。

日本経済新聞の記事はこちら⬇︎

どこが問題であったかというと…
消費者庁措置命令の8ページをご覧ください。

消費者庁措置命令はこちら⬇︎

詳細が分からないからなんともですが、5と6はともかくとして、1から4は追加料金が発生するのはいたしかないことだと思いました。

搬送距離が50kmを超える…。燃料費、人件費(寝台車の場合は貨物自動車運送事業になるので、運転手だけでなく車両運行に関わる運行管理者も)長距離搬送する為の経費はタダではないです。

火葬場利用料。金沢市の場合、金沢市民だと5,000円ですが、金沢市以外の方がご利用した場合は50,000円になります。その差額45,000円、誰が負担するかといえば…ですよね。

では今回「小さなお葬式」の何がいけなかったかというと、「総額」「追加料金なし」という表記によって、特殊な場合でも追加費用が発生しないように見えた(見せた)ことです。

ちょうど一年前の2017年12月に、同じく景品表示法により消費者庁から「イオンのお葬式」にも同様の措置命令が出ています。

それではなぜ過剰な表現の広告を出してしまうかというと、「小さなお葬式」も「イオンのお葬式」も、自分たちではお葬式を一切しない、葬儀「紹介」会社だからです。

このことを知らない方が多くいらっしゃるのは、その葬儀「紹介」会社に紹介手数料を払って、実際に葬儀を施行している葬儀社が黙っているからです。

ビジネスとして顧客を紹介してもらっているので、当然といえば当然。
でも紹介会社を頼り、自力で顧客の心を掴めないのは非常に残念なことだと思います。



よろしければ以前書いたコラムもどうぞ。











金沢de終活のホームページはこちらから

http://www.kanazawade.com/


葬祭式典シオタニのホームページはこちらから

http://www.sousiki.co.jp/