私たちは空気中の酸素を両鼻孔から吸い込むことによって呼吸をしている。
そして、吐く呼吸と吸う呼吸の繰り返しで生命活動を営んでいる。
この呼吸作用が停止したときが「死」である。
あなたは首を絞められて殺されかかったことがあるだろうか?
おそらくないに違いない。
もちろん、私もない。
なぜこんな質問をしたかというと、ここに非常に大きな億味が含まれているからである。
私はかつて、死後の世界の研究で有名だった作家の平野威馬雄氏らと「死ぬ瞬間」のことを懸命に調査していたことがある。
国内のみならず海外からも多くのデータを集めては、それを分析し、直接いろいろな取材にも行った。
その過程で、強盗に首を絞められて一度死に、生き返った人、首吊り自殺をはかり一度気を失ったものの、また息を吹き返した人たちなどにも会った。
その結果、わかったことがある。
続きは次回に。