お疲れさまでっす、ハグネキですキメてる

今日はコチラの続きから↓

 

毒親Xのあらすじ

きょうだい間差別に苦しみ、

実家からの抑制により、

夫との離婚も許されず、

逃げ場を求めて辿り着いた先は、

いまにも人を飲み込みつくしそうなほど

勢いよく流れる大きな川の上。

我が子の手を引き、

橋から川を見下ろす。

 

何かが彼女を思いとどまらせた。

やっと、実家の理解を得られた。

 

なのに、

彼女は念願の「離婚」のカードを

切ることはなかった。

 

あれだけ離婚を望んだ夫との間に、

第二子、第三子を授かった。

 

幸か不幸か。

 

 

毒親Xと3人の子

 

毒親には水子がいた。

彼女曰く、

姑に連れられるまま産院に行き、

目を覚ましたときには、

おろされていたとのこと。

姑と夫が示し合わせて、

意図的におろされたという。

 

しかしその後、

3人の子供を産んでいる。

姑と夫にどのような意図があったのか。

事実はどうなのか。

彼女視点の表現だけから

結論づけるのは困難を極める。

 

第三者視点からすると、

姑と夫は、

なぜ第一子を望まずして、

その後の三人を授かったことを

受け容れたのか。

 

【長女】毒親Xの傀儡

毒親Xの一番の被害者。

青春時代から、

弟妹の世話の全般を強要され、

近所付き合いや、

金回り(カード分割払)のことも担っていた。

本人は、

「それが普通」だと思って生きてきた。

その異常な家庭環境から、

何かと異端視されることが多く、

いじめられることもあった。

それでも、思春期の頃には、

だらしない父親に嫌気がさし、

毒親Xの分まで自分が強くなる。

と決意する。

幸い、友人に恵まれ、

青春を謳歌する。

 

【長男】毒親Xの寵愛児

幼少時は身体が弱く、

いじめられっこであった。

父が滅多に家にいないため、

それを不憫に思った毒親Xから

寵愛を受ける。

欲しいものを買い与えられ、

毒親Xの少ない給料で

やりくりしている食事も、

全て、長男が優先。

好きなものを好きなだけ

食べさせるのが毒親Xの愛。

それでも彼女は、頑なに、

「3人平等に育てた」という。

自分がきょうだい間差別

受けた立場だからこそ、

自分の子は平等に育てたいと

思っていたのだろう。

それが実際には、

そうであっても、なくても。

小学校という子供の社会に

出て行った長男は、

家でまかり通ることが

学校ではまかり通らないことに

納得することができず、

高校生になったときには

ついに、手が出るようになり、

学校社会からドロップアウト

することになった。

結局、

毒親Xの籠からは、

出られない。

一度甘い蜜の味を知ってしまった彼は、

社会の塩辛さを知覚することを拒絶し、

またそれを消化できない

身体になってしまったのだ。

 

【次女】毒親Xの無関心

毒親X曰く、

産むつもりはなかった

とのこと。

毒親自身、仕事が忙しかったのと

頼りになる長女に任せきりで、

あまり手を掛けられなかった子。

姉兄に可愛がられ、

良くも悪くも奔放に育ち、

マイペースに育つ。

両親の都合で高校を転校し、

異なる環境での学校社会に馴染めず

ドロップアウト。

姉兄に可愛がられたものの、

肝心な時期に親からの愛情が不足

していたためか、

姉兄に劣等感を感じ、

その感情はやがて憎悪に代わり、

マウント体質に変貌を遂げる。

「自分が一番貧乏くじを引いている」

という意識が強く、

良くも悪くも一番自分が…

という認識に捉われた、

狭い世界でしか頂点を取れない

悲しき子。

 

つづきます。

 

ハグネキ_HUGNEKI