夕方の6時頃、週に一度届く牛乳を受け取りに、近所の荷受け場へ車を走らせました。
今日は一日すっきりと晴れて、真横から届く夕日の光は思わず目を伏せてしまうくらい明るくて、田んぼの間を抜ける道をゆっくりと走ります。
ちょうど部活が終わって帰る時間帯だったのか、自転車をこぐ青いジャージ姿の中学生とたくさんすれ違いました。
そして、狭い辻々には、塀の影に隠れるようにして2、3人で立ち話をする中学生がいました。
塀からは止めた自転車の前輪がのぞいているので、「あ、あそこにもいるな」と分かります。
辻に差し掛かって「じゃあね」と別れる前の、ちょっとしたおしゃべりなのか、あそこにもここにも、通り過ぎる辻ごとに自転車のハンドルを握ったまま立ち止まる中学生たちがいるのでした。
揃って被っている白いヘルメットはオレンジ色に染まり、道にはいく筋も長い影がのびています。
日がすっかり暮れてしまうまでのわずかな、離れがたい時間。
おしゃべりの中身は忘れてしまっても、そのあたたかさは胸の内のどこかにほんのりと残るのかもしれません。