小２の頃、
ピアノのレッスンに行くと
レッスンのお迎えらしき
お母さんがピアノの先生と
お話ししているのが聞こえて来ました。
親「実は今日娘の受験で
居ても立っても居られないんです」
先生「わかります。
私も娘の受験の時は
とても落ち着かない気持ちでしたよ」
親「ですよね、
どうしようもないって
わかってるんですが
どうしたらいいんでしょう？」
先生「そんな時はね、
トイレ掃除をするといいんですよ。
私も娘のここぞという時には、
一日中家のトイレ掃除をします」
親「トイレ掃除・・・？」
先生「そうです。
試験を受けるのは娘さん、
親はなにもできないんですよ。
そんな時こそ、
家族の汚れを取ってくれる場所、
家のトイレを掃除すると
不思議と心が落ち着いてくるのよ。」
親「それはいいことを聞きました。
早速帰ってやってみます」
私は小学２年生で、
この話を聞いて
「私の先生ってすごいな〜、
いいこと言うな〜。
私も将来お母さんになったら
子どもの大切な日には
トイレ掃除をしよう！」
と強く決意した記憶があります。笑
センター試験の日には
いつも雪が降るけど、
今年は名古屋も朝から雪がちらほら。
うちには受験生はいないけど、
なぜだか心穏やかでないだろう
受験生の親御さんのことを思い
丁寧にトイレ掃除をしました。
センター試験のニュースを見ながら、
誰でもない誰かのことを思う土曜日。
誰かの心の平和を思い、
小２の自分を思い出し
ひたすらトイレを磨くという不思議な時間。
無心になれる、
そんな時間は
あれこれ考えず静かになれます。
結果自分が得する時間です。
はぐはぐ。
