hughug_は海外営業時代の後半は一人で行動することが多かった。
一人だと疲れたら休めばいい、お腹がすけば食べに行けばいい。結構気楽だ。
困るのは荷物を持っている時にトイレに行く時ぐらいか。


そんなhughug_だがふと独りでいることが寂しくなる時があった。
イタリア北部Brescia(ブレシア県)近くのラゴ・イゼーオ(イゼーオ湖)近くのホテルに泊まった時だ。そこはビジネス向けではなく完全なリゾートホテルであった。ここは結構好みのホテルで何回か泊まった。




ホテルは町近くの丘の上にあり、湖の眺めがいい。他の宿泊客が家族やカップルで楽しく食事している中、一人で夕食をするのはちょっと寂しいものがある。得意先が誘ってくれるのだが、一度は招待されても後は遠慮することにしていた。特に週末となると。


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hughug_のブログ 部屋からカフェテラスを見る



hughug_のブログ ホテルの入り口(小さな建物がいくつもある)



この場所はミラノから列車で一時間ちょっと地元の空港は小さくて次の目的地(ミュンヘン)には早朝と深夜の2便しかない。しかも写真のように小さな飛行機だ。



hughug_のブログ 片側1列、片側2列の座席・・・


ある年、2月に訪問した際、寒いドイツから着くとそこは青い空。上着を脱いでワイシャツでもよいほど暖かだった。ドイツ語でミラノをMailand (マイラント=5月の国という意味)というのもわかる気がする。アルプスをはさんで南北でずいぶん違うものだ。ドイツ人はイタリアやスペインが好きだ。hughug_以外の宿泊客はすべてドイツ人だった。


不思議なことにそこの得意先はライバル会社にいた人だった。ライバル同士であったが一部の分野で提携することで訪問したのがきっかけだった。


相手側の担当者とは初対面から何か感じるものがあり、2回めにには自分は独立を考えているとかプライベートの話をしてくれた。ある時はhughug_は帰ったことになっていながら、そのまま別のホテルに密かに移動した。ホテルもリムジン(ハイヤーのようなもの、ベンツEクラス)もその人の息のかかったものだった。もちろん「違法」なことは何もしていない。ドラマの主人公のような気がしてちょっとドキドキした。


アメリカやオランダなどでも似たようなことがあった。hughug_は一見気むずかしそうに見えるらしいが、ある程度親しくなるとそうでもないことに気づくらしい。そのためこのような話がいろいろ出てくることになる。それはそれで楽しかったような気がする。


hughug_

イゼオの町