小次郎七夕限界説ラスト | 小次郎 ボクシングチャンピオンへの道

小次郎 ボクシングチャンピオンへの道

フルコンタクト空手で日本一を目指してたけど叶わなかったんで高校からボクシングでチャンピオンを目指す物語

東北ジパングカップ前日。
軽量級規定体重は32kg。

朝の体重32.4kgで残り400g。

6時起床、朝の自主練で300g落とし32.1kg。
1時間置きのスルメと水分、
昼飯カロリーメイト80g一箱、
夕食まで何とかそれで過ごし、
31.85kg。

夕食を摂り32.1kg。
そこから夜練習開始。

終了後31.8kg。


規定体重クリア!!

後は寝ても増えることは無いため、
この時点で息子の最後の減量生活が終了した。

よく頑張った。
この5ヶ月間本当によく頑張った。

疲れたね~

泣いたり怒られたり色々あったけど、
わたしは親として、お前を誇りに思う。
明日の東北大会、出られるだけでも満足だよ。

最低な親だったな。

こんなの普通勧めないよ減量なんて。
勧めてはないんだけどもよ(笑)
でも俺は普通じゃねー!!のだ(笑)

きっとこの経験が活きる時が必ずくるさ。
重量にいたら闘えなかった選手とも試合出来たし、フットワークもスピードもついたし、
目的の為に何かを我慢し続け、
目標を達成させると言う経験が出来た。

親としても我慢大会だったし、
優しくしたくても厳しくしなければいけないあの状況も、なかなか普通の生活してたら味わえなかったもんな。

そして最後の最後でお前は駄々もこねずに減量を楽しんだ。
偉いよ。
今回の体験で家族この3人でなら、何でも乗り越えられる気がした。

明日大会が終わったら沢山食べようじゃなくて、
下半期は全部重量級だけどね、
だとしてもチョーシこいて爆食いせずに規則正しい食生活を、
楽しく満足の行く団欒と食事を、
鋼の肉体を、
そして何より、半年ぶりにやっと空手の技術トレーニングに専念出来る。
ここ大事!
練習の半分が減量の為のトレーニングなんてもう懲り懲りだぜ。時間が勿体無い。
小次郎、ママ、半年間お疲れ様でした。

俺がこんだけマニアックじゃなけりゃあ、
こんな辛い生活せんでも良かったのになぁ。

ついてきてくれてありがと。

さぁて、明日は東北大会。

小次郎のメンタルは回復したが、
本来の動きがまだまだ戻ってない。
それなのに絶好期の闘いを思い出せないでいるこのプチスランプ状態で、
大会1週間前にも関わらず敢えて新しいトレーニングを始めた。

でも、これでいいんだ。
小次郎の完成形はもっと先に置いたから、
今はこれでいい。

やっと回復したメンタルと動きが戻らないプラス新しいトレーニングで大会出場となれば、
ハッキリ言って試合に出せる状態では無かったのだけれど、
もしかしたら試合感を大会で取り戻す事が出来るかもと、ちょぴーっと期待しつつ、
いや、最後の減量が成功したから1回戦負けでも仕方ないと思って送り出す事にした。

神様、どうかお願いします!
明日の大会、優勝なんてそんな大それた結果望んでないから、せめてこの半年間の減量頑張った小次郎の為に、調子だけ戻してあげて下さい!

って七夕だから願った親父だった。