惜しくもベスト8進出さえ逃したが
グループリーグを突破して世界のトップを
ギリギリまで追い詰めた日本代表
ロシア大会のMVPはDF陣
4試合通じて守備陣が崩壊することは無かった
まず偉大なる背番号22に謝罪と感謝を

わたしはずっと、ずっと吉田麻也を批判してきた
厳密にはアジア最終予選が終わるころまで
ずっと認めなかったし、ひたすら批判してました
吉田が活躍したゲームでも
無理やり粗探しをするように認めなった
発端は2013年のコンフェデ杯のイタリア戦
ゴールラインをほぼ割るボール
ほんの一瞬、ほんの数秒間だけ
吉田は油断してしまった
百戦錬磨のイタリアのアタッカーは
吉田の躊躇と油断を見逃さなかった
小兵のテクニシャン、ジャッケリーニは
ライン際でボールをかっさらい
反撃のゴールをアシストした
その瞬間からわたしの中で
鈍重で致命的な判断ミスをする
信頼できないセンターバックとして記憶され
ブラジルW杯でズタズタにされた姿を見て
ほら見た事かと、わたしは思っていたが
そのときわたしは3つの要素を見逃していた
1、吉田をレギュラーに抜擢した
守備の国イタリア出身のザッケローニは
DFを見る目は「絶対的」に確かであること
2、吉田はプレミアリーグでプレーしていること
3、努力に努力を重ねれば
フットボーラーは進化するということ

アジア最終予選でただ一人フル出場を果たし
6大会連続のW杯出場、予選敗退など
絶対に許されないタフな戦い
おそらくW杯出場を逃した時点で
日本のサッカーは死ぬというか
手のひらを返したようにサッカーなんか
メディアに取り上げられなくなる可能性もある中で
傍目には予選なんか楽勝だろ!!という
プレッシャーを糧にして強くなる選手と
プレッシャーに飲み込まれてしまう選手
吉田麻也は前者だった
サウサンプトンでレギュラーを奪われながら
正しい走り方を極めて優秀な

フィジカルコーチの杉本龍勇に教えを請い

個人トレーニングによって
走力を強化して、レギュラーを奪い返し
セインツの不動のDFとなった頃

もはや過去の吉田麻也ではなかった

プレミアリーグでプレーしているDFは
高級ブランドのギャランティカードのように
優れた守備者であることを保証する

過酷なトレーニングで手に入れた
強靭な肉体と、新たな守備の技術
無謀な向こう見ずのハッタリではなく
明確に相手の実力を見極めながら
自由を与えず、守り切るという自信
ファルカオ、マネ、レバンドフスキ、ルカク
対戦した対戦国のエース格のアタッカーを
吉田を中心とするDF陣は抑え切った
個人能力をグループでの総合力に昇華させ
フェアに、素晴らしくフェアに守り切った
ラウンド16のベルギー戦の出場で
吉田麻也は中澤祐二と並ぶ
7試合連続フル出場を果たしたCBとなった
4年後カタールの地で吉田麻也が
伝統となった背番号22を背負って
3度目のW杯でプレーする姿がイメージできる
