【フットボールネーション#名古屋人妻援護会】 | 名古屋人妻援護会

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~人妻とボクと、時々、サッカー~

11年前、ドイツW杯で惨敗した日本代表のジーコ監督は

敗因の一つとしてフィジカルの差を挙げた

当時のわたしはそんな事、百も承知だと

繊細な技術と、団結力を磨きあげる事こそが

日本のフットボールなのだと、

偉大なる恩人ジーコを最大級に軽蔑したが

「走力」と「思考力」の両立を求めるオシムと出会い

走らないセンタープレーヤーだった遠藤や闘莉王を成長させ

技術は活かすにはフィジカルは必要なのだと

ジーコの言葉はオシムの成果によって真実となった

フットボールネーションという漫画がある

サッカー漫画の中でもかなり異質な

本格的にフィジカルコンディションを扱った

極めてマニアックな漫画である

サッカー部の部室にありそうな漫画でもある

筆者の大武ユキも筋金入りのフットボール狂

ドーハの悲劇を必然とほざく人間性は大嫌いだが

漫画家としては素晴らしい

フットボールネーションを読んだサッカー少年が

フィジカルの必要性を学んだとき

面白い選手が生まれてきそうな気がするのだ

テクニックとボール支配率という

麻薬の様な言葉に隠されてきた日本サッカー界の闇

世界水準のスタンダードな指導をできる人材が少ないが

わずかながら日本にも優秀なフィジカルコーチは存在する

清水エスパルス入団時、ドンケツだった岡崎慎司が

アジア最高レベルのラインブレイカーになったのは

岡崎が生まれもった努力し続ける根性と

杉本龍勇という非常に優秀なフィジカルコーチと出会ったからだ

鈍重な大柄なだけのDFだった吉田麻也は

プレミアリーグ屈指のDFへと変貌を遂げ

血の気の多いドリブラーだった原口元気は

90分間フルに戦えて、サポーターを感動させるほどの

攻守に走り回れる選手となった

フットボーラーとして消えかけた宮市亮が

杉本龍勇コーチの指導を受けている

日本サッカー史上最速のスピードスターが再生したとき

日本サッカー協会は杉本龍勇に重要なポジションを与えて欲しい

「正しい走り方」を習得した岡崎や吉田のように

開花していない日本人選手はかなり存在するのだから