一度は考える欲しい物の一つ?
本日の家具は隠し扉兼本棚
夢あるよね、、、実際設計してみると。。。
お客様のご要望は一見本棚、しかし扉にもなっていて、押して90度開くと書斎の扉にもなる、、という設計側の腕がうずうずするような仕事でした
設計側の考えることは
①漫画本、単行本を入れたいとのご要望。重量計算
②重量に耐えられる丁番探し
③動かしている時に本が落ちない工夫
④見えない手掛け
⑤扉の軌道で壁に干渉しない設計
⑥閉まってる時に光がもれない工夫
⑦ビスがもめる側板厚の寸法
⑧ストッパーをどうするか
などなどまだまだありますが、奥が深いです。
忘れがちなのが巾木の存在
作り付け家具にはだいたい台輪という物がつきます。
それは巾木と干渉しないように2mmくらい大きく設計されています。
今回は建具兼本棚。建具には台輪は付かないのですが本棚なので今回は必要でした。
巾木君。きみの存在は忘れないよ。ちゃんと干渉しないように設計したよ。
と思ったら、今回は本をめいっぱい入れると重量がかなりになると判明し、キャスターもつける事に。キャスターが見えない工夫もしないと、、
どんどん複雑になっていく----!
毎日こんな事をやっています。
1mm、0.5mmの世界。私はきらいじゃない。
設計した家具がピターっと収まると嬉しいものです。
実際作ってくれる職人さん感謝です。