連日のように中国での暴動のニュースがテレビで流される。

撮影しているクルーは日本人ではないのだろう。

もしあの場に日本人がいたらただでは済むまい。

そう思わせる映像である。

どの映像も見るに耐えない。

事実には違いないのだが。

 

現地で売っている日本製品は現地で作られているものが多い。

彼らがボイコットしているのは、同胞の汗の結晶だったりする。

もし日本法人が撤退すれば、たくさんの中国人が職を失うのだ。

デモに参加している人たちは、それら企業・個人商店と何の関係もない人々ばかりなのだろうか。

 

日本政府の対応にももう一つしっくり来ない。

歴史問題を正面切って語れる人が今の政治家や官僚にいるのか。

結局次の政権に引導を渡していくだけなのではないのか。

それではアジア各国が納得しないだろう。

今回の件を報道した海外のメディアの中で、日本と同じ敗戦国であるドイツが厳しい論評を寄せている。

その批判に対して、真摯に答えるべきではないのか。

この問題を先送りにするべきではないし、議論するべきだ。

注目していきたいと思う。

日曜日に三倉岳の山開きに行った。

以前、国体があったとき会場になった山だ。

競技はフリー・クライミング。

13メートルはあろうかというコンクリートの壁にいくつもの突起があって、競技者は命綱で体を支えてもらいながら自分の手と足を使って壁によじ登るのだ。

その日は山開きのイベントとして、地元のフリー・クライマーがボランティアで装備を貸してくれた。

もちろん普段は許可なく上ることは出来ない。

ベテランの競技者はするするとわけもなく上っていく。見事なものだ。

連れが挑戦することになった。

命綱を固定するための装備をつけてもらい、底がゴムになった専用の靴を履く。

何しろ壁なのだ、垂直の。

目の前の突起に足をかけ、手を伸ばして別の突起を掴む。

何度も挫折しながら、どうにか10メートルは上ったもののあえなくリタイア。

楽しそうだった。

 

連れや他の人が上るのを見ながら、『クリムゾン・リバー』を思い出した。

主演、ジャン・レノ ヴァンサン・カッセルのゴシック風サスペンスである。

『薔薇の名前』と『犬神家の一族』と『ストリート・ファイター』を混ぜたような映画。

あれは一回見たらいい映画だ。

フリ-・クライミングは何度でもしたい競技だけれど。