園長先生に
結婚の報告と退職の話をした時
一瞬止まっていた園長先生。
おめでとうとは言ってくれましたが、
何か考えてる様子で。
タイミングが悪かったかな
と思っていたら
結婚式でその理由がわかりました。
「純子先生から結婚と退職の話を聞いた時
ついにこの日がきてしまったかと
すぐにおめでとうが言えなかった」
と話してくださいました。
園長先生の想いがうれしくて。
涙が止まりませんでした。
独り暮らしの私をいつもきにかけてくださっていた
園長先生。
園長先生の奥様が副園長先生でしたが、
副園長先生もまた、いつも気にかけて下さいました。
披露宴には、
子ども達、保護者の方が沢山来てくれ。
本当に沢山の愛を感じ、
感謝の気持ちが溢れずっと泣いていました(笑)
本当に私は幸せだなと
感じた日でした。
幼稚園の先生として働く最後の日には、
また沢山の子ども達、保護者の方がきてくれて。
涙涙で
私は初めての職場とお別れしました。
私の20代は幼稚園教諭1色です。
もう寝る時間も惜しんで
子ども達に必要な事を考え、調べ
実践していました。
その経験が財産になっています。
そして、
私を支えてくれていた沢山の方々との出会い。
温かさを沢山感じ、
次へのスタートをきることができました。
責任感はもちろん、
愛、感謝の気持ち、
細やかな気遣い、
細やかな配慮、
温かい心遣いなど
私は
一番大切な事を
10年間で学ぶ事ができました。
そして退職後
すぐに長男を授かり
私はママになりました。
第4話につづく
