先日交換したタイヤ
ブリヂストン バトルクルーズ H50
のインプレッションです。

H50、かなりオススメです。
ダイナ ローライダーS(FXDLS)が、さらにワインディング大得意マシンに進化しました。

ダイナ、ソフテイルにはピッタンコ、じゃないかな。

街乗りから、林道みたいな低速ワインディング、高速ワインディング、ハイウエイまで、オールラウンドで素直で軽く、それでいてしっとりと自分の感覚にマッチします。
ハーレーが手足のように操れるような、そんな感じ。

(2020/2/19追記)
 BMWの1800ccのビッグフラットツイン新型クルーザーモデル、R18 FirstEditionに採用される模様。





お値段は工賃、タイヤ廃棄代込みで総額5万円を少し割りました。(消費税8%、現金払いの価格)スコーチャーより2、3千円高いだけ。

バトルクルーズ H50 の外観





ちなみに交換前、新車時からの純正タイヤはミシュラン スコーチャー31


MICHELIN

SCORCHER 31



さてさて、H50を純正のミシュラン スコーチャーと比べてみます。


ハンドリングがすごく軽く素直に

バンクさせる時の軽さが違います。
顔向けた方向に、特に意識して姿勢を変えたり(実際は微妙に変えてますが)しなくても、スッとバンクし始めます。

ある程度バンクさせていくと、今度はしっとりと粘る感じで少し抵抗感が出ます。
なので、バンクし始めは素早く、その後安心してバンクの深さを調整できる感じ。


右コーナーが素直に

ツインカムエンジンまでのハーレー、特に車重の軽いダイナ、ソフテイル に乗ってる方は感じているとおもいますが、もともとハーレーは左に傾くクセがあります。
そのせいで右コーナーはバンクし始めがやや重く、バンキング中も、なんとなく揺り戻されるような違和感を感じているはず。

私のFXDLSもそうでした(アライメント調整でだいぶ改善していたものの)が、タイヤがすり減るにつれ、どんどん悪化してきました。

H50に変えたら、右バンクも全く違和感なくスムーズにできるようになり、
こんなに変わるもんか!とビックリです。

正直不思議です。
タイヤ断面やトレッドパターン、内部構造とかが左右非対称になっていて左傾の癖を修正しているのかな??

とにかく、コーナー入口のラインどりから、クリッピングポイント、立ち上がり、すべてにおいてスムーズかつ狙い通りに走れます。
ワインディング各段に楽しくなりました。


Uターンが少し苦手に

スコーチャーは、低速でバンクしていくと前輪が内側に切れ込むような感覚があります。
これを上手くつかってUターンではクルンと回れました。

(UターンはRide Like A Pro のライディングスクールに参加したこちらのブログを参照)


H50では低速での切れ込みが皆無で、ハンドリングは超ニュートラル。
そのため安心感があるのですが、Uターンではどこまでバンクしてもキュッと曲がってくれない感覚が少しあります。
なので、ちょっと大回りなUターンになってしまいます。
なんか、コツがありそうなんですが、そのうち解決策を見つけたいです。


慣れるまでコーナーで足を掬われるような感覚も

スコーチャーは前述の切れ込む感覚が逆に前輪にしっかり舵角がついて前輪のグリップを感じつつバイクが回り込んでいく感覚があったんですが、H50ではこの感じが薄いのでバンクしていくと何となくバイクが回頭してこない、前輪のグリップ感が出てこない感覚となり、慣れるまでは前輪からスリップダウンしそうで怖い感じもありました。
でも、すぐ慣れましたけど。
慣れてしまえば、普通によく曲がっていくのが分かるようになりました。


リアのグリップはすこーし弱いかも

昨日、交差点で左折立ち上がりの時、思いっきり加速してみました。
そしたらテールが少ーしだけズリっとした感覚が。。
まだ分かりませんけど、もしかしたらスコーチャーよりグリップが弱いのかも。
といってもわずかな差です。


ウェット路面のグリップに期待

それよりも、H50はトレッド面の溝も多いので、ウェット性能が高いんじゃないかと期待してます。
スコーチャーは15,000kmも超えたころ、濡れたワインディングでパッとバンクさせるとテールがズリーっと滑るようになって、だいぶ冷や冷や、怖い思いしました。



ということで、これからタイヤ交換をするハーレーオーナーの方は、ブリヂストン バトルクルーズ H50を検討してみてください。

純正のスコーチャーより、ずっとハーレーにフィットするいいタイヤだと思います。


最後にブリヂストンのサイトから。

まさに私の実感した通りのことが開発者インタビューで書かれています。
(これ読んでからH50履いて走って、このブログ書いたんじゃないからね!)



https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/new_products/battlecruise_h50.html

(開発者インタビューから少し抜粋)

Q: 開発はどこで行いましたか?
A: 日本で開発し、日本の工場で製造しています。摩耗ライフの評価はアメリカで行いました。先日、北米で行ったプレス向け試乗会ではすごく良いインプレッションをいただきました。
アメリカのジャーナリストからも「重い車両が軽く感じる」「スッと旋回に入れる」「サスペンションをアップグレードしたような乗り味」といったような非常に好意的な感想をいただきました。これは本当に嬉しい評価でしたね。

Q: アメリカンVツインマシンのライダーに最もアピールしたい点は何ですか?
A: まず乗ってもらって、体感してほしい!です。乗れば、必ず違いがわかります。
おそらく、アメリカンVツインマシンに乗ってらっしゃる方が、ブリヂストンのタイヤを履いてみるということは選択肢としてあがってこないでしょう。でも、だからこそ、私たちが今回手がけたBATTLECRUISE H50は、乗ってもらえれば違いがわかるものになっていると思いますので、ぜひ、まずは試していただきたいですね。自信をもっておすすめします!



開発者の時任泰史さん、あなたの狙いどおりだよ!
お友達になりたいわぁちゅー