清水たけし★のブログ -110ページ目

【総集編2】【実話★米国修行】【渡米ー強制送還】(2/2)

★血がドクドク出ていた!叫びDASH!


ジョンさんの奥さんは、すごかった!


【仁】の手首は、ナイフで切られて、ばっくり口をあけていた。


夕方のため血がなかなか止まらない!


奥さんは、傷口に「ブランデー」を吹きかたけ!


「ぐああぁあ」(しみるな~---テテ--)(仁)


ぱっくり開いた傷口を、奥さんは「テグス糸」で縫った。


「ううぅぅぅ~」痛って~!)のなんの!


血だらけになったガーゼやタオルが床にあった。


「Finished!」(おわったよ)


縫った手首を包帯でぐるぐる巻きにして【仁】の治療は終了した!



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-ケガ


「サンキュー・マーム!」 (TωT) ヂクジョ~!


実は、この事件は、当時おっさんオフィサーに内緒にした事件だった。


一体、何があったのか---明日のブログで「お話」します!

●この結果、仁は、日本に送り返されることに---トホホ


★お~い誰か! ヘルプミーだよ~! 

(つづく)


■ ガレージ生活 3日目のことだった。


仁は、ジョンさんが運転する「ハーフトラック」の助手席にいた。

ジョンさんが、パサディナに行く と言っていた。


『許可』-が出たんですよ!(Permit)時限付の外出許可証!


やったね~!


開け放した車窓から風が入る! いい風だぁ!

窓の外に流れていく、明るい風景。 これぞ!カリフィルニアだ~!


あのガレージ---トイレとシャワーが、ある---。トホホ。

だから中で、用が足りちゃうのだ。


ジョンさんは「ガーディナー」という仕事!つまり「庭師」。

保護監察官は、副業かい?


着いた先は、おおおおおぉぉぉ---ひっろい庭だぁ!



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-パサディナ


しかも垣根がない。道路から段違いなしで「芝生」が続いている。

こういう景色は、日本では、田舎しかない!


でも、ここは 高級住宅街!


「あいてて---」


仁は、大きな片手バサミで芝を刈っていました。

なんだよ---これって? ジョンさんの仕事の手伝い?無償奉仕?


ま、いいかぁ!


ジョキジョキ---


「いってぇ~」 仁の両手は豆がつぶれて、

水が出て、更に血がにじんでいた。

ジョンさんは電気芝刈りですいすいやってら!


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-高級住宅街

いいな---。 ここ庭だけで、三百坪はある(約990平方メートル)

つまり、庭の一辺が長いってこと。見ると、まだその一辺の終わりに届いていない。


ジョキジョキ---クッソー!まだか!まだか!


根性だけはある仁だが、どうにも「ハサミ」がだんだん重くなくなってきた。

血豆がつぶれて---手がぬるぬる!(クッソー情けねぇな~半分も終わんねえよ)


夏のカリフォルニアの夕方は遅い。

7時くらいじゃまだ明るい!


誰かが、ポンッと肩を叩いた。


ジョンさんがニコニコして立っていた。


飛び上がってあやまった。


「すみません---まだ半分しか---」


「トム(とジョンさんは仁を呼んだ)、手、出して」


「----」 仁は黙って手を出した。


ジョンさんはそっと手を乗せると私に何かを 握らせた


「ジェイク(おっさんオフィサー)には内緒だよ!」

そう言ってウィンクした。


手を見ると、「1ドル」札 を握っていた!


「金! マネー! 何、バイト!報酬!---やった~!」


30分ほどここで待っているようにと言うジョンさんに---。


仁は思わず!


「あの? バーガー買ってきて良いですか!

---ほら、あそこの」



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-キングバーガー

仁は、1ブロック先に見える


「バーガーキングを 指差して懇願した。


「OK! take care!(いいよ、きをつけて!)」


「イエス・ッサー!」仁は敬礼をして、いっちもくさんにダッシュした!


さっき看板が見えたんだ! バーガー 95セント!

95セント!って 1ドルで買えるじゃん!  行っけー!


仁は、猛ダッシュで走っていた!


高級住宅街のブロックが終わり、路地を走り抜けたそのとたん!


急に地面から足が離れた!


気がつくと、仁はしりもちをついていた。


見上げると、夕日を背後に、3人の巨漢の陰が見えた。


しまった---ここは、スラムに近かった。


アメリカは面白い国だ。富裕層と低所得層が、はっきりと分れていた。


1970年代。日本人にはまだ、若干だが差別があった。


ジャリ---。


アロハを着た巨漢は、おそろしく 背が高い男だった。

後ろに二人が棒を持って控えていた。



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-3人組


見あげると、やつが言った。


「Money!」 (---カネ---)


白目が目立つでっかい目玉。

仁は手の中の「1ドル札」を握り締めた。


「Money」そういいながら、そいつは仁の襟首をつかんで立ち上がらせた。


何もこたえない仁に苛立ち、そいつは仲間の二人に目配せし、仁の手の中の札を取り上げた。


「More money!」 (もっと出せ!)


仁は首を振った。だって本当に無いんだ!


抵抗すると見たこの巨漢は、いきなりポケットからナイフを出した。

刃渡り6インチ(約18cm)のジャックナイフだ。




冷たく光るその刃先を、仁の頬に「ピタピタ」当てた。


「Money」(カ---ネ)

仁は横を向いた。


そのとたん、仁の身体は180度裏返され、そのまま後ろの壁に貼り付けられた。
おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-ジャックナイフ

残りの二人が押さえつけたのだ。


背中に刃物をもったやつがいる。動けない。


巨漢が近づく気配がする。


耳元で、吐息を吐きながらそいつが言った。

「 Money! Come here tomorrow. 」(カネだ。明日ここへ来い)

「 You will die.」(死ぬぞ)


死ぬといわれてくるバカいるかよ!


次の瞬間、ガシャン---と壁に何かが突き立った。

ナイフだ!と直感的に思った。


同時に、仁の体は開放された。


振り返ると、やつらが歩き去っていく!


1ドル取られた! ジョンさんにもらった1ドル!


待ちやがれ~---と立ち上がった仁の右手に生暖かい何かが流れた。


「?」 見ると、右手首の小指側が、バックリ口を開けている。

「!!!!!!」


ナイフだ!

右手の傷口から、血が溢れていた。


痛みを感じ始め、慌てて手首の傷を抑えた!

金より、止血が先だった!


じょじょに夕日になっていた。


ジョンさんの所へいかなくちゃ!


急いで振り返ると急に目の前が暗くなった。


どこをどう帰ったか覚えていない!

誰かが怒鳴っている。誰だろう?


気が着いた時は、仁は、ジョンさんの家にいた。


「イってぇ~」 ブランデーのにおいが立ち込めていた。


奥さんが目の前にいた。



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-夜のガレージ


★1ドル取られたぁ~!(バーガーキ-ング!)


★お~い誰か★!ヘルプミーだよ~!


(続く)




【いい事と悪いこと】


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-ロックポート 「ヘイ!トム! ウェイク-ア~ップ!」

    奥さんの声が「外」から聞こえた!



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-アメリカ住宅  明るい町だった!


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-ガレージ  ジョンさんは明るかった!



ガチャリ!


奥さんが、ドアのカギを開けた。

今も「仁」は、自分でガレージから出られない!


「グッモーニン! マーム---ふぁぁ---」 あせる


目をこすりながら、ソファベッドから起き上がった。

奥さんはニコニコして何か差し出した。


「アア!-服じゃない!-ええっくれるの!」 ラブラブ!ラブラブ!


礼を言うが早いか-


--仁はバスルームへ飛び込んだ!


「Do not peep. (覗かないでよ!)」


誰がみるか---と奥さん肩をすくめた。 (;´▽`A``


この頃になると、片言の英語を話していた。


服は、ずっと洗っていない。 (><;) クッサー!


昨晩の「事件」で血のしみだらけだった。 ヽ(;´Д`)ノ


★お~!!ジーパンとポロシャツ!

 いいね。アメリカンだ。


バスルームから出てくると、


奥さんが、別の袋を渡してくれた。


開けてみると「靴」だった。


「え~ホントに、いいの?」 奥さんは笑っていた


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-ロックポート
ロックポート1971年創業!


初めて見る、ロックポートの靴だった。


ロックポートは軽くて丈夫。 とにかく軽い!


外で、車の音がした。



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-パトカー
 おっさん登場!


おっさんオフィサーと

ジョンさんがパトカーから降りてきた。


仁を見ると、ニコニコジョンさんは手を振った


となりに、おっさんオフィサーがまじめな顔で立っていた。


ガレージに入ってきて「ジョンさん」が言った。



「トム、君を、日本へ帰すことになった!」 σ(^_^;)


「?---えっ?どういうこと」 (  ゚ ▽ ゚ ;) 目


「Your "Fidelity guarantee" is not found.」

(君が申告した)「身元保証人が発見できない)-

 -とおっさん!


「?って、んなバカな!なにそれ、

 ----追い返されるってこと?」



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-ジェット機
強制送還?マジ?

?おれって犯人あつかいなの? 冗談じゃないよ!


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-護送?
護送?

!うそ! まだ、アメリカにきてナンもしてないよ!


ガレージだけだよ。

    泊まったの! \(゜□゜)/ 叫び あせる


そんなのありかよ!!!!!!



★お~い誰か★!ヘルプミーだよ~!


(続く)




【わかりましたね!】


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-大使館員  いいですね。


おっさんオフィサーの分署で、仁に、日本の大使館員が言った。


仁の手には、仮発行のパスポートが握られていた。


「強制送還---」という事実がショックだった。


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-ジェット機  飛んで飛んで★


仁の受け入れ先の人が、仁の渡米直前に亡くなって、

家族は、他の州へ転居してしまっていたのだ。


もともと、正式に、アポイントなどしていなかった。だめなら、

モーテルでも泊まればいいさ!程度に考えていた。



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-トラック

大使館員が帰り、仁もジョンさんの家(Gレージ)に戻ることになった。

分署から帰る車の中で、仁は、ジョンさんに言った。


「---ジョンさん、 おれ、 また来るよ。」


「OK!また来い」


「---あのさ、今度来るとき、


ジョンさんのところに来ていいかな?」


ジョンさんは驚いて、仁を見つめた。


だが、直ぐに、まっすぐに前を向くとこう言った。


「ああ---待ってる。ジョンの家に来い!」


「---ほんと!やったね---!やったよ~!」


仁は、運転席の天井を叩いた!


「こら!やめろ!トム!」


そういいながら、ジョンさんの目が笑っていた。



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-郊外  郊外の風景


出発の朝。


ジョンさんと奥さんは、ロスアンゼルス空港まで見送ってくれた。


大使館の人が、飛行機の搭乗ゲートまで付き添ってくれた。


おっさんオフイサーが遅れてやってきた。


「ゲ・ン・キ・デーーー」おっさんはそう言った。


仁は、皆に手を振ると、出国ゲートに入っていった。


アメリカン・エアラインのゲートの前で、大使館員が仁に言った。


この封筒を入国管理官に渡せと。


仁は飛行機に乗り込んだ。



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-LAX  ロス空港LAX


狭っ苦しい座席に乗って、


やがて、開港したばかりの成田空港」に無事到着。


仁は言われた通り、入国管理官のところへ行き、

大使館員から受けとった封筒を渡した。


仮パスポートを見せると、別の部屋に通された。


あれ?なんか変!


こわ~い顔の制服のおっさんがいた。




おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-こわいおっさん!


「君を戻すための費用は日本国が負担しています。

その費用は全額、君に請求されます。いいですね」


えっえ~!


強制送還って、お金払うの!

(皆さん、実はそうなんです。覚えておいてね!)


請求金額を見た仁はおったまげた!


「え~~!」


●●万円! ファ、ファ~スト・クラスかよ!この料金!

実際はエコノミーだぞぉ!


くっそ~---もう一回アメリカいくぞ~! くそったれぇ~!


でも高いなぁ!強制送還!


★お~い誰か!ヘルプミーだよ~!


(【総集編3】再渡米編へ・・・続く)


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【総集編1】【実話★米国修行】【渡米ー強制送還】(1/2)

無鉄砲な若者が片道切符でアメリカへ!



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-アメリカ


ロスアンゼルス空港で最初に感じた異国は「におい」でした。

どこか甘ったるい空気のにおい。


ああ日本じゃないんだ!


空港から出て、まず電話をしようと公衆電話を探して、

ダイム(10セント)硬貨を放り込んで、オペレーターを呼んだ。


「チャージナンバー」を「押せ」---当時は英語が全くダメ!

とりあえず公衆電話にあった番号を押してみた。


「ブーブーブーブー」

それでも何とか出国前に確認した行き先の電話番号に繋がると留守電のメッセージ。


日本語で到着を録音しておいた。


ふと振り返ると、おれの荷物が1個無い!

と、アロハシャツの黒人が、軽々とおれの荷物を運んでいる。


「こんにゃろ~!」

「まてい!なにすんだ!」と日本語で。


相手は何言ってんだ---といいう顔で、私の後ろのタクシーを指差す。


「あんたタクシーの運転手---て、それでも勝手にもってくな!って!」


ダウンタウンについた時、


「あれ?ここどこ?」


おいおいここちがうぞ!---そこには金をもらったタクシーはもう居なかった!


しかたなく長距離「バス」の乗り場を探す。


古い町並みを抜けた頃、向こうから「ローラースケート」の一団が。


5~6人の中学生?--- アブねえなぁ!

なんとか かわして、気をつけろ!と 怒鳴ったとき。


「俺の---かばんがない!」


しかも、次の瞬間、凍りついた!


「パスポートが無い!」


ロスアンゼルスのダウンタウンは夜の7時30分を過ぎていた。


辺りはだんだん暗くなっていた。


(つづく)


★おたすけ部長★見参!


ダウンタウンの公園で、10代の私はベンチで眠っていた。


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-夜のロス市警


誰かが背中を棒でこづいた。


何度も何度も棒でこづいた!(正確にはトンファーという武器)


「誰だ!」ヾ(▼ヘ▼;)


と跳ね起きた。


黒い大きな影が二つ! ゲッ。警官だ!


「What are you  doing?」 (なにしてる?)DASH!


ところが私は英語が聞き取れない!


「ア---アイム、ソーリー でいいのかな?」!?


と、このとき私はパスポートが無いことを思い出し、そうだ免許証!


と急いで、残っていたカバンに近づいた!


これがいけなかった!


「 Freeze!」(動くな!)ビックリマーク


---がわかるはずがない!


いっせいに飛び掛る2人の警官。


「なにすんだ!」のまもなく---私は「パトカーの中へ」


幸い手錠はかけられなかった。


初めて乗ったアメリカのパトカー!


運転席と後部座席の間に「金網」が張ってあるんですよ。


しかも運転席側から「ショットガン」が立てかけてある。


「おわ!」びっくりした。


何より「後部座席と前の椅子の空間」が異常に狭い。


これじゃ身動き取れない。脚が動かない。(これがパトカーの後部座席)


思わず「ドアのレバー」を引っ張ったが---「開かない」


みなさんパトカーの後ろのドアは中から開きません!


「ア---アイアム---ジャパニーズ」


---って言っても誰も聞いてない!


パトカーは私を乗せてどこかへ走り出したのでした。


(ヘルプ---だれか---ヘルプミー! だよ)


(つづく)

■●▲分署---これが【おれ】がつれて行かれた警察署だ。


「Fuck you!」


おわ!いきなりなんだよ!---2人の警官に狭いパトカーから連れ出され


しかもやつら必ず片一方のやつが拳銃に手をかけている---やだねぇ~。


大人と子供ほどの体格差がある巨漢2人に両脇から挟まれて警察署のドアを通った直後だった。


「Fuck you!」


おいおい!誰に言ってんだ。俺じゃなさそうだ。なんだか勝手にほざいている。


どうも目が据わっている---あっこいつラリッ」てるんだ

そんなやつが他にもいた。


さすがロスのダウンタウン。


---て感心しているまもなく---書類の山になった警官の机に座られられた。


「 Hey! your name!?」(おい、名前は!?」


「アアア---アイアム・ジャパニーズ」と懸命に私---。


うんざりしたようにあきれたように二人は苦笑いして肩をすくめた。


「 Do you want to enter the lockup? 」(留置所に入りたいか?)


「ロックアップップ? 何ですそれ?」


腕組みをしていた方が、親指を「留置所」へ向けた!


ええ~!あそこに入るの?!


うそだろ!


☆誰かぁ!ヘルプ・ミー だよ!



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-手錠だぁ!

(つづく)


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-パトカーのドアです。  パトカーのドア▼


そんな漫才を傍で聞いていたらしい、


一人のオフィサー(警官)が、


二人に近づき何かを言った。

ぱっと明るい顔になる二人の白人警官


???なんなんだ?


すると二人は さっさとどこかへ行ってしまった。


残ったのは、この交代にのこったおっさんオフィサー!


にこっと笑った顔がどこかかわいい。


アナタ ・ ドウシマシタ?」


ンン? 今の英語?何語?


「ワタシ ・ ノ ・---コトバ---・ワカリマスカ?」


えっえ~---ニ・ホ・ン・ゴ!(日本語)か~!


ガタンと椅子を倒して私は立ち上がり、目の前のオフィサーに

こう言った。


「イエス! サー! です!」


私は大きな身振りでお辞儀していた。


「オーケー!ダイジョウーブ!スワッテクダサイ!」


きっとうっすらと目に涙を浮かべていたに違いない!

皆さんは笑うかもしれないが---本当に心細いもんですよ!


さっきまでの地獄の気分はどこへやら。

私は、新宿の喫茶店にいるような気分で取り調べに答えるのだった!


地獄に仏ったぁ---このことだぁ! 


★神さま! サンキュ★だよ~!

(つづく)


よくみると--このおっさんオフィサー日系人?


おっさんの「やさしい」笑顔と、片言の日本語に---


これで「ホテル」へ泊まれるかなぁ---なんて思い始めていた!


おっさんが「日本大使館」からのテレファックスの回答を持って戻ってきた。


「アナタ・ノ・キロク・ガ・アリマシタ---」


よかった~! (あたりまえじゃい)


「じゃぁ---帰れますよね?」


満面の笑顔で仁は尋ねた。


だが、---



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-警察署1


「ノー! ダメ・デス!」


え~---。どうしてですか!」


「アナタ・ヲ・コウソク・シマス」


って---さっきと『何にも』状況が変ってないじゃん!


やっぱり、留置所に泊まるの~!


うそだろ~!


★誰かぁ!ヘルプ・ミーだよ~!

(つづく)


誰か~--- トホホ---べーっだ!べーっだ!べーっだ!DASH!


真っ暗な部屋で「仁」はひざを抱えていました。


「なんでこうなっちまったんだ~」


そこは、ある人物の「ガレージ」---



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-こんなガレージ★  トホホ~だよ★


(事の次第はこうだった---)


警察署内---


「え~、帰れないって---どういうこと?」


「アナタ・ハ・ホゴ・カンサツ・ニ・ナリマス」


「ほご・かんさつう~??」


(要は、監視されるってことかぁ~)


「そんなのいやです!ホテルに泊まりたい!」


「じょうだんじゃないぞ~! ノーノーサンキュー!」


と仁は大騒ぎしたのです。


結局、逃亡の可能性も無く、大使館に身元確認もとれているので---

パスポートが再発行されるまで---


ひとまず「保護観察官」の家へ預けようということになった(と後でわかったのですが)

ようだ。


---で、パトカーで連れて行かれたのが、あの日系二世の「ジョン」さんの家。



これでベッド」で眠れる 仁はそう思ったデスよ。


家に入り、キレイなベッドへ案内される---と期待していた仁。


ところが、小柄で小太りの「見た目日本人」のジョンさん!おっさん警官と

一緒に歩き出したのは何故か ガレージの方角。


おいおい!そっちは?ベッド?じゃないでしょ!


ガラガラ---と大きなガレージの跳ね上げシャッターを開けた「ジョン」さん。


ポンと『背中」を押すおっさん警官!


「え?」


ジョンさんはニコニコしてガレージを指差す!


「なっな~---ここへ入れってかー!」


(ガラガラガラ---仁の期待がくずれる音---)


あああ---さよなら---ふかふかベッド!


現実は甘くない! とほほ!そうですよね。


わたしゃパスポート無しの「無国籍人」。ヨヨヨ---。


入りますよ---はいりゃあいいんでしょ! トホホ---。


で---それから1時間。


真っ暗なガレージの中でひざを抱える仁がいた。


「寒いぞ~!」


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-夜のガレージ  毛布ほし~!


いくらカリフォルニアといっても 夜は寒い!あったりまえだ~!


手探りで---手を伸ばすと何かに触れた。


引っ張ってみるとシート状の何かだった。


引き寄せた。 寒いもん!


ズルズル! ああ---これは、なんとトラクターのシートだった!

闇目になんとなくガレージ内にトラクターが見えた。


おいおい、記念すべきアメリカ到着の初夜が、トラクターのシートが布団とは!


★お~い誰か! ヘルプミーだよ~! 

 

 ヘックチン!くしょん!


(つづく)


コケコッコー!---と、鳴いたかどうか定かではない!


ただ、目に入るまぶしい光で目がさめた。



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-マリア様  ★後光が!


明るくなったガレージ内を、初めて目にした「仁」は---


「うんわ~---広(ひれ)ぇ~」


100畳(畳100枚)以上入るだろう「ガレージ」の広さ!50坪ってことか!


仁が寝ていたのは---なにやら「肥料」らしい袋の上!


トラクターがあった。トラックもあった。


「すげ~!」


自分の置かれた状況をすっかり忘れ---仁は呆けていた!


「はっ」---と気がつくと---何かあった!


「あああああ~!毛布が置いてあった~!」


しかも良く見ると---ソファーベッドもあるではないか。


おそらくガックシしていた「仁」は英語がちゃんと聞き取れなかったのだ。


そりゃそうだ!いくら身元不明日本人でも!ガレージにただほっぽり込んだら

後で国際問題になるよね。


カチャン!ギイイイ---。


とその時、ガレージの跳ね上げのシャッターの脇にあったドアのカギが開く音がした。


ドキッ!誰か入ってくる。


朝日がその『人影』の背後から差し、まるで後光が差しているよう。


その影が厳かに言った!


「 Are  you  hungry ? (おなかすいてますか)」


「 イ----イ・エ~スゥ---」


涙が浮かんで、朝日がにじんだ!


もしかしたらこの人は女神様かもしれない!


----て、近づいてくる姿をよく見たら---じゃじゃ~ん。日系人の中年のおばさんだった。


ガラガラガラ---(仁のイメージが崩れる音)



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-おばちゃん  ★アサゴハン!


「ア・サ・ゴ・ハ・ン・・・」


トレーに載った、デニッシュとパンケーキ! う~ん---うまそ~!


「ミルク? コーヒー?」 と中年女神さま。


「 ぼっちぼ、くばはい(どっちもください!)」モゴモゴ---ほおばって何言ってんだか!


女神のやさしい笑顔の下に、コーヒーポットとカップがあった!


神様! サンキューだよ~!

(つづく)

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【仁の米国修業時代】『ユニバーサル・スタジ』(アメリカの生活)(4/4)

ペタしてね 『ヴィスタ』の町に着いた時


日はとっぷり暮れていた!


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-車01

法定速度ぎりぎりで、コーナーを回り車をジョンさん

の敷地へ入れた!



事情を知ったクリスも俺と一緒に家の中に飛び込んだ!

ドアを開けると奥さんが居た。



「奥さん! ピースは?」



奥さんが指差す方向を見ると、ドアを引っ掻く音がする。

中で、ジョンさんが、何か言っている。



次の瞬間、ドアが勢い良く開いくと!そこに、

嬉しそうな顔ピースシッポを振っていた!



「ピースー!」

『ワン』


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-子犬04_0  ワン!


茶色い塊が突進し俺の脚に飛び上がった!


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-股間直撃  あう!


「・・・あう・・・」



ピースの前足が、俺の股間を直撃した!



「・・・う・・・」



うずくまる俺!



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-猫22  あはは!

一瞬の沈黙後、ジョンさんが笑い出した!

(ちょっちょっと・・・ううううう・・・)



ピースは喜んで俺の倒れた顔をなめている。



それを見て奥さんも、続いてクリスも大笑い!


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-猫23 あっはっは!

俺は下っ腹が痛くて声も出ないっていうのに。

ジョンさんが、床に倒れたままの俺に言った。



「トム!猛烈な歓迎だったな!」(笑い)



ようやく起き上がれるようになった仁にジョンさんが言う、


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-子犬55  !!DASH!


俺がユニバーサルスタジオから電話をした直後

いきなり「ピース」は起き上がったそうだ



そして、玄関の方をじっと見つめていたそうだ。


おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-子犬34  はてなマークビックリマーク


直ぐに来客があり、その来客が帰った後、ピースを入れた隣の部屋へジョンさんが入ったとたん、

ドアをカリカリし始めたそうだ



俺とクリスが、町へ入る交差点辺りを車で曲がった頃だ。



あんまりドアを引っ掻くので、ドアを開けようとしたら、俺たちが入ってきたらしい。


結局・・・ピース「原因不明」の「嘔吐」の理由は・・・

一人ぼっちの「不安」だった!


仁が「ピース」と暮らし始めて、初めてやつを残して「1泊」した。

ピースは、不安で不安で・・・

「自律神経の緊張がピークに!」


緊張から、奥さんが作ったご飯を食べたあと

「吐いて」しまったのだ

原因は、インフルエンザでも、ウィルスでもない!


「仁」に会えない!不安だった!


・・・ごめんよ。


俺は、この日以降、ピースを誰かに預け「ひとり」にすることはなかった!


★お~い、神様。ゴメンナサイ!これからは俺が守るからね!


鈍痛がこみ上げる下腹を両手で押さえながら、

俺は、やっとのことで・・・ピースに言った。

「ぴ・・・ぴーす・・・ただいま」



おたすけ部長★「仁 ゆたか」のブログ-子犬42  ラブラブ 音譜

ペタしてね